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ビジネスで使う英語力

できる人はTOEICで高得点を取ってアピールしたりするようですが、実際のところ海外赴任が決まるのは、仕事の能力も考慮されるので、何も英語ができる人ばかりではないようです。

英語力にはいまいち自信がないけれど、海外赴任が決まりそうだ… という人が英語力をつけるためにおすすめのポイントを、英語ができない人の視点からまとめてみました。

英語力をつけるためのポイント「聞く」

質問など話しかけることができても、相手の答えを聞き取ることができなくては会話になりません。

スピードラーニングの入門冊子「Welcome to English」によると、相手の言いたいことが「わかる」と感じるのは、30%くらい聞き取れることが必要となるようです。

このため、可能な限り時間をかけて英語の音に慣れておくのがおすすめです。

聞き流し素材も、ニュースや映画・ドラマといった会話形式などいろいろありますが、会話はそのまま日常でも会話として使えるので応用する場面でも即戦力があります。

音に慣れるためには何度も時間をかけて聞き流しをする必要があるのですが、抑揚が激しかったり効果音が極端に付いていたりすると、何度も聞き流すときにスルッと聞き流すことが難しかったりします。

有料の素材の場合はまず心配することはないと思いますが、長時間聞き流す場合は音源の質も考慮に入れたほうがいいと思います。

読み書きは時間がかかるうえ、聴解力に直接につなげることができません。

特に海外赴任まで時間がない場合は、「音に慣れる」ことに集中し、読み書きは後に回すほうが効率的ということになります。

ドラマなどを使う場合の注意点

短期間で成果を上げるには、フォーマルな英語のほうが身に付けやすく応用もききます。

でも、映画やドラマで使われる英語は不正確な発音やスラングが入ることが多いので、かえって難しい英語になっている場合があります。素材を選ぶ際には要注意です。

特にドラマ等を利用して聞き流しをする場合、字幕を表示する際にも配慮する必要があります。なぜかというと、英語ができない人は音に集中する必要があるためです。

たとえ字幕で確認することができても、英語の知識が乏しいと、字幕を見ながらストーリー展開についていくのは難しい作業になるんですよね。ついつい音に対する認識が置いてけぼりになってしまいます。

また、字幕でわかったつもりになってしまう場合もあったりするので要注意です。

これはNHKの「おとなの基礎英語」も実は同じスタンスで、ミニドラマのコーナーでは「音に集中してください」ということで字幕がほとんど出ないんですよ。ただ、これまでの語学番組からすると、これは画期的なことだったみたいですが…。

それから、もう1つ重要なポイントは、わからないものはいくら聞いても力にならないということがあります。内容を把握したものか、自力で把握できるものを聞くようにすることがコツになります。

ネット上で調達できる無料の音源はテキストがついていなかったりするため、内容が把握しきれない場合があります。

この点、スピードラーニングの場合、英語の後に日本語が続くので、いちいち辞書やテキストを見なくても内容の把握ができるように工夫されています。

英語の音に集中する際は、英語OnlyのCDに切り替えて聞き流すわけですが、ドラマの聞き流しの場合もこうした工夫が必要になるわけですね。

英語力をつけるためのポイント「覚える」

覚え方としては、単語を個別に覚えるよりは、フレーズ(音の塊)で覚えるほうが効率がよさそうです。

この後の「英語力をつけるためのポイント『声に出す』」でも紹介するように、英語は文章になると前後の音がつながったり、特定の音が消えたりして変化してしまうので、単語で覚えていても聞き取れないことが多いためです。

また、スピードラーニングでは場面をイメージして聞き流しするようすすめられるのですが、海外赴任の英語の場合も、現場の様子をイメージしながら覚えるとずいぶん違いますよ。

このとき、業務で使うスタイルで分類すると、ある程度決まったパターンが見えてくるようです。例えばこんな感じ。

許可 Can I~? May I~? Do you mind if~?
依頼 Pleese~, Could you~?
命令 You have to~, We need to~
確認 Did you~?

これに動詞(~する、~です)や、目的語(~を、~に)を加えると簡単な文章になります。

スピードラーニング・ビジネスを聞き流すとわかるのですが、ビジネスシーンの会話は意外とシンプルですっきりした形の英語で登場することが多いようです。

語彙力を増やすとインプットもアウトプットもスムーズ

単語1つ1つにこだわらずに、英語は音の塊でとらえたほうがいい… とはいうものの、会話や読み書きをスムーズにこなすには、やはり語彙力が必要になります。

海外赴任まで時間がない中で単語を覚える場合、使う頻度の高いものから覚えるのがおすすめです。

スタイルとしては、1つ1つに時間をかけてじっくり覚えるより、繰り返して数をこなすのがおすすめ。伝わる英語にするためには、特にアクセントの位置に注意して覚えるのがいいようです。

時間がない中で確実に効率的に語彙力を伸ばすなら、アルクの「ボキャビルマラソン・パワーアップコース」が定評があるようです。

講座内では3120語の単語が扱われているのですが、これは主要英字新聞の延べ210万語中、95%をカバーするほどの頻出語彙が厳選されているんですよ。

しかも、自然に繰り返し学習できる「スーパースパイラル学習法」が採用されているので、効率よく記憶する「反復」が自然に体験できるように設計されています。

ちなみに、「ボキャビルマラソン・パワーアップコースicon」の場合、平均学習期間は6カ月となっています。

英語力をつけるためのポイント「声に出す」

「英語の音を耳で聞く」ことが優先となるので、これは現地で実践しつつ身に付けていくことになるかもしれませんが、英語の音を聞くことに慣れてきたら、聞こえたとおりに真似することが大きなポイントになってきます。

インプットした英語をアウトプットすることで、英語を定着する(身に付けていく)というわけです。

このとき注意しなければいけないのは、英語には特徴的な音の変化があるということです。

・音がつながって聞こえる部分 … 音の連結(リエゾン、リンキング)
・音が消えて聞こえる部分 … 音の消失、変化

聞き取るときに「相手の英語が聞き取りにくい」と感じたり、しゃべるときに「自分の英語がネイティブみたいなきれいな英語じゃない」と感じたりする原因は、この音の違いに意識が向いていないことが多いようです。

例えば、こんな感じ。

one of
カタカナ英語 ワン オブ
ネイティブの英語 ワナブ

take it
カタカナ英語 テイクイット
ネイティブの英語 テイキッ

実際の英語の音に意識を向けずに覚えてしまった「カタカナ英語の音」に引きずられて、きちんと聞き取ることができていない場合もあるので、まずは「耳から入ってくる英語の音」に集中するのがおすすめですよ。

スピードラーニングの場合、「1日5分からOK」とはいうものの、英語の音に耳を慣れさせるためにけっこう時間をかけています。

「英語をしゃべりたいな」という気持ちが出てきたり、「思わず英語を口にした」といった変化が出てくるころになると、聞こえたとおりに真似することがすすめられるようになります。

ちなみにスピードラーニングの場合、スピードラーニング・ビジネスも変化を感じるまで100日を目安に聞き続けることがすすめられています。

大体3カ月ちょっとというところでしょうか。

自分に合わせた勉強法を選べばある程度の効率化は可能でも、英語の学習にはやはりある程度まとまった時間が必要ということになりそうです。

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