ただ聞き流すだけでは、発音はできないんじゃないの?

会話のイメージ

「ただ聞き流すだけでは、正しい発音の学習ができない」という意見もあります。

でも、「正しい発音」を学ぼうとすると、音が細切れになっていることが多いですよね。会話はぶつ切りの状態で存在するわけではなく、音が連なって構成されています。もちろん英語もそうです。

正しい発音にこだわるあまり音の細部に集中しすぎると、話し言葉独特のルールを持った「会話」を前に、戸惑ってしまうことになります。

英語独特の「音の変化」や「会話の法則」に関してはこちらも参考にしてみてくださいね。

また、正しい発音というと、学生のころにやった口の開け方や舌の動かし方をイラストなどで学ぶ、あれですね。

この点、テキストとCDだけだと具体的な発音を学ぶことができないのではないか? と疑問に思う人が多いと思います。管理人も不思議でした(笑)

2019年のリニューアルで「口慣らし」教材が加わりましたが、スピードラーニングには具体的な口の開け方や舌の動かし方などをレクチャーするものは本教材にはありません。でも、ある程度、英語の音に慣れてきたら、聞き流しのCDを使って、聞いた音を真似する練習が始まります。

※ちなみにスピードラーニングαには、アルファベットや単語の発音を理解するコンテンツがあります

「聞いて真似することに、何の意味があるの?」と不思議に思う人がいるかもしれませんね。でも、聞いたことを理解するためには、聞いた端から忘れてしまっていては、会話の内容を理解することができなくなってしまいます。

言葉の切れ目はどこにあるのか、語と語の関係はどうなっているのか、どのような語順で単語が並んでいるのか、そういったことを理解するのは一瞬のことですが、メッセージの内容が理解できるまで、「聞いた言葉を忘れずに頭の中に留めておく力」が必要になります。

聞いた言葉を真似することは、「理解するために頭の中に留めておく力」を高めることができるんですね。

一般的な練習でも、聞いて真似する「シャドーイング」という訓練方法がありますが、スピードラーニングの場合、似ているけど少し違うんですよ。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

英語の音に耳が慣れていないと、「聞いた音を真似して口に出す」ということは難しくなります。自分が発音した音と、耳で聞いた音が同じかどうかが確認できないと、そもそも真似することができませんよね。

このように、初心者が英語に取り組む場合は、まずは大まかな音の流れに慣れて、それから細部の音に集中していくほうがスムーズな場合が多いようです。

ちなみに、「英語を口にするのがちょっと苦手」という人向けに、スピードラーニングでは、英語を口に出して練習するための「スピークパートナー」という補助教材もありますよ。

管理人も、「これはちょっと欲しいな」と思っています(笑)

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