どうやって選ぶ? 英語の聞き流し教材の選び方

山積みの本

いろいろある聞き流し教材、迷ったら「自分に合ったもの」を選ぶことがポイントです

英語の聞き流しは基本的に使うのは耳だけなので、再生機器さえあればいつでもどこでも取り組むことができる自由度の高い勉強方法です。

とはいえ、聞き流しに使う教材は目的の言語であればなんでもいいというわけではなく、「自分のレベル」に合っている必要があります。

このページでは、聞き流し教材を選ぶ際、どんな教材を選べばいいのかチェックポイントをまとめてみたので、スピードラーニングに限らず、聞き流し教材を選ぶ際には是非参考にしてみてくださいね。

聞き流し教材を選ぶ際に注意すべきポイント

ヘッドホンのイメージ聞き流しって、聞けばいいだけだから簡単そうですよね。でも、簡単だからこそうっかり誤った考えで利用してしまいがち。

押さえるべきポイントがずれていると、聞き流していても効率が悪くなってしまいます。

そこでポイントとなるのは以下の3点になります。

・聞き流しする教材は、聞いてみて内容が把握できるもの(自分のレベルに合っているもの)を選ぶ
・即戦力で選ぶなら、そのまま実際に応用できる会話形式がおすすめ
・スピードは極端に早かったりゆっくりしたものは避け、ナチュラルスピードのものを選ぶ

聞き流しする教材は、自分のレベルに合っているものを選ぶ

ラジオのイメージ英語の聞き流しは、以前からある勉強法の一つです。皆さんも英語の勉強のために洋楽を聞いたとか、海外ドラマを見たといった話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

でも、「この方法がおすすめ!」という人もいれば、「この方法はおすすめできない」という人もいます。

こんなふうに意見が分かれてしまうのは、聞き流しの素材選びで間違えてしまった可能性があります。

【聞き流し素材として必要な条件】

・理解可能なものであること
・興味を持って聞くことができるもの
・自然なものであること
・十分な量であること

聞き流しの素材として、上記条件が必要なのですが、意外と「理解可能なもの」が選べていないことが多いようです。

聞き流し素材には「内容が把握できているもの」を使うわけですが、例えば洋楽が好きであっても、いちいち辞書をひかないと理解できなかったり、聞いても内容が把握しきれなかったりするものをいくら聞き流しても効果をあげることができません。

最近は、英語と日本語をセットで聞き流すことで、内容を把握しながら聞き流しができる英語教材が多数登場しているので、その中から自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

選ぶポイントは、興味が持てるかどうか

勉強しているイメージ英語の聞き流しは2~3日聞けば何か効果があるかというと、残念ながらそんなことはありません。

頭の中は日本語を聞くようにできあがっているのに、そこに英語の音を取り込んで理解し直していこうというのですから、ある程度の時間が必要になります。

言語学でよく引用されるインプット理論では、聞き流し教材に必要な条件として「十分な量であること」が挙げられるのですが、これも同じ理由になります。

その意味でも「継続」はとても重要になってくるので、興味を持てるかどうかは英語学習を進めるうえでとても大切な判断ポイントになります。

スピードラーニング英語でも、この点けっこう種類があって参考になるんですよ。

・スピードラーニング英語
アメリカの様々な日常生活が切り取られたストーリーで、会話が中心。文化や習慣を盛り込んだ内容が楽しめる。巻数もシリーズ中もっとも多く、バリエーションが楽しめる。

・スピードラーニング・ビジネス
ビジネスに特化したドラマ仕立てのストーリーで、会話が中心。ビジネス上、プレゼンなどで説明する場面が多いので、比較的長めのセリフ回し。ビジネスで知っていたい文化や習慣の違いを盛り込んだ内容が楽しめる。

・スピードラーニング・ジュニア
小学生さやかや中学生さとしを中心とした学校の日常生活が切り取られたストーリーで、会話が中心。童話や科学的な読み物など、会話以外の素材で構成されているところも魅力。文化や習慣の違いも、子どもでも興味を持って聞けるようストーリー展開で工夫されている。

いかがです? 同じように見えるけれど、特徴で見ていくとけっこう違いがありますよね。こんな感じで、「自分ならビジネスに興味がある」という選び方もありなので参考にしてみてくださいね。

自然なものがおすすめ

グローバルなイメージ英会話教材の中には、英語に慣れるためにスロースピードになっていたり、わざと早いスピードになっていたりするものがあります。

初心者の場合、いきなり早いスピードに挑戦しても圧倒されてしまうばかりで英語の音に慣れることはなかなか難しいようです。

また、遅いスピードで慣れることができても、ナチュラルスピードにもう一度慣れる必要が出てきます。

英語には独特のリズムやアクセント、音の変化があるので、英語を聞き取るためにそうした音のルールに慣れる必要があるためです。

また、スピードを変えている場合、こうした自然な音の変化を損ねている場合もあるので気を付ける必要があります。

スピードを変えたものを選ぶ場合は、「英語の音を大切にしているかどうか」が判断ポイントになります。

即戦力で選ぶなら会話形式になっているものがおすすめ

子どものイメージ「すぐに英語が使えるようになりたい!」

仕事で英語が必要になる場合、特に即戦力のある英語が必要になってきますよね。

このような場合、実際の生活にすぐに応用することができる「会話形式」になった聞き流し教材がおすすめです。聞き流しをする際も、自分で使う場面を想定しながら聞き流しするので、イメージに残りやすいというメリットもあります。

ただ、会話形式の場合、不正確な発音やスラングが入った英語だと、「難しい英語」になってしまうので要注意です。

かなり英語ができる人でも、意外と「映画やドラマはわからない」という人が多いのは、不正確な発音やスラングが含まれるためです。

応用がきいて、理解しやすいのはやはりフォーマルな英語といえます。効率よく英語を身に付けるなら、こうした点も配慮して教材選びをしていくのがおすすめですよ。

どれも似たように見えるかもしれない聞き流し教材にも、いろいろ特徴があるんですよ。注意ポイントをまとめた記事があるので、こちらもご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました