木の芽

英語の基本的な力には「4つの技能」があります

大阪府教育センターにあった、昭和26年度「中学校高等学校学習指導要領外国語科英語編(試案)昭和26年改訂版」というPDFに、英語教育過程の目標設定が解説されていたのですが、これがちょっとおもしろかったのでメモ。

昭和26年度というと、1951年の話ですね。

22年版の学習指導要領では、「英語の聴き方と話し方を学ぶこと、英語の読み方と書き方を学ぶこと」とだけ書かれていたのが、26年版では以下の表現に変わっているのだそうです。

・聞いてわかる技能
・口頭で表現する技能
・読んでわかる技能
・書く技能

「聴き方」とか「話し方」とか、漠然とした方法ではなくて、「技能」という言葉に変わっているんですね。辞書を見ると、「技能」というのは、「あることを行うための技術的な能力」という意味になるようです。

しかも、「技能」の発達に焦点を絞って技能ごとの学習を行うのですが、そこで習得した事柄がほかの技能の基礎になっているというんですね。

こんな感じ。

「話す」技能→「読み・書く」技能の基礎・基準として役立つ
「聞く・読む」技能→「書く」技能の基礎・基準として役立つ

それぞれの技能はバラバラに独立したものではなく、次の技能の下敷きになって基礎を形成する… これはちょっとおもしろい考え方ですよね。

英語に限らず、読み書きの力というのはそうしたものなのかもしれません。

英語の勉強をする時に、ちょっと頭の片隅に置いておくと参考になりそうな考え方です。