アルファベットのABC

人間は心にある言葉しか聞き取ることができない

2008年に改訂された学習指導要領により、今年から小学校5年生、6年生を対象に年間35コマを外国語活動にあてることが必須化されましたわけですが、ネット上では夏休みになったからといってそれほど話題にはなってはいないようです。

年間35コマというのは週で見ると1コマ程度のことだし、対象が限られていることも影響しているのかもしれませんね。

授業自体が始まって間もないことなので、現場の声がネット上で語られるのはまだ先のことなのかもしれません。皆さんのご家庭ではどんな感じで過ごされているのでしょう?

こうした話題は個人的にも興味深い話なので、これからも気をつけて見ていこうと思います。

やっぱり気になる小学校の英語教育

というのも、小学校の英語教育に関して興味深い記事を見つけたのです。
「All About チビタス 子供英語」で紹介されていた記事です。

第6回全国小学校英語活動実践研究会(2010年)で、琉球大学の大城賢教授の子どもの英語教育のメリットに関する話では、小学校時代に英語を習った子どもは、中学になると be動詞の間違いが少なくなるといった進歩を見せたというのです。

be動詞というのは、 are、 is、 am、 does、 doといった単語ですよね。こういったbe動詞で、「Am you?」とか「Does you?」といったひっかけ問題があった場合、その選択ミスが減ったのだそうです。

子どもの英語学習の初期で重視されるのは、「体で英語のリズムを習得する」こと。英語の授業で歌を歌ったり、簡単なゲーム形式で体を動かしながら英単語を学ぶのは、こうした方針に沿ったものです。

実践報告では、こうした学習の結果、音の流れが頭に残って、間違いフレーズは聴きなれない違和感のあるものとして選択しなかったのではないかと推測しているそうです。

これは、言葉を文字にする管理人の体験からしても納得の報告です。

言葉を文字にする仕事をしていていつも感じるのですが、聞き間違いは、あまり聞いたことがない言葉やよく知らない分野で起こることが多いのです。

「人間は心にある言葉しか聞き取ることができない」と言ってもいいのではないでしょうか。

英語の音、「音」というより「音の流れ」と言ったほうがいいのかもしれませんね。そうしたものが英語のセンスを育むのに大きな影響力を持っているというこの話題は、大人の英語学習にもとても参考になることだと思います。