レゲエを聞いて育ったラガマッシュ

最近はキノコも聞き流し!?

近年、リスニングがますます重視されています。

英語の学力の具体的な到達目標として、2002年には文部科学省から「英語が使える日本人のための戦略構想」が提案され、中学・高校の英語教員の研修が始まりました。

2006年度からは大学のセンター試験で英語のリスニングテストが始まり、就職・転職でも試験の半分がリスニング試験となっているTOEICの点数が重視されるようになってきています。

でも、「英語がわからない」、「難しい」と思ってしまうのは、このリスニングでつまづくことが多いみたいですよ。

日本人にとってリスニングが難しいわけ

だって、英語ってわかんないんだもん。

と、開き直ってしまうほど(笑)日本人が劣っていると言われているのがスピーキングとリスニングですよね。

これは、これまで学校で学んできた英語が「読み、書き」中心だったので、英語を聞いたり口に出したりする技能が身についていないことが指摘されています。

また、研究の面でも、語彙力、文法力、発音などの面に限られたアプローチが多かったことも挙げられるようです。

でもこれ、特に「日本人だから劣っている」というわけではないみたいですよ。

というのも、国立国語研究所(NINJAL)のサイトで紹介されていた「リスニングに関わるリソースの使用とリスニング能力との関係 ─バンコクの日本語主専攻の大学生の場合─」という文書でちょっとおもしろい報告があったんです。

外国語が聞き取れない… という悩みは外国の人も同じ?

なんでも、海外で日本語を教えている場合、国内で教えている場合と違って学習者のリスニング能力がなかなか伸びないと感じることが多いんだとか。

これは日本語能力試験の結果にも表れているみたいで、1級から4級までのすべての級で、聴解(リスニング)の平均が国内の学習者より低いという結果が出ているのだそうです。

国内受験者より「文字・語彙」と「読解・文法」の平均点が高い1、2級の人でも、聴解の点数は全て低かったみたいですよ。

つまり、外国の人にとっても、日本の外で「日本語を聞く」能力を習得するのは難しいもので、それは「読み・書き」の能力をアップしてもなかなかカバーできるものではないというわけです。

日本人だけが劣っているというわけじゃないんですね。ちょっと安心。

解決策としては、やはり実際に耳を使うことが必要のようで、上記文書によると、授業以外で使われるリソース(情報資源)がリスニングに効果があるのではないかということが指摘されています。

バンコクでもリスニング能力が高い人は、実際に日本人と会って会話をしていたり、テレビ番組やラジオ、DVDといったさまざまな種類の「リソース」を使っていることが確認されていました。

日常生活で英語に触れることがほとんどない日本人も、リスニングアップを目指すなら、もっと積極的に自分に合ったリソースを取り入れる必要がありそうです。