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学校の英語の授業、いろいろ変わるみたいです

新学期がスタートして気分一新の季節です。昨年2011年は小学校5、6年生の英語授業が必須になったことが大きな話題でしたが、今年は中学校の英語授業が変わります。

1998年に明文化された「聞く・話す」などのコミュニケーション能力の育成から、さらに「聞く・話す・読む・書く」といった総合的なコミュニケーションの基礎能力を拡充することがうたわれています。

中学校英語の変更点

高校進学のための受験は「読む・書く」が中心となっているのに、現行の中学英語では「聞く・話す」とズレがあるため、改善しようということみたいですね。

こうしたことに加え、以下の変更がなされるようです。

・授業時間: 3時間/週→4時間/週
・学習する単語数: 900程度→1200程度

1998年の改訂で削られた授業時間が元に戻されるようですよ。

でも900語になる前は1000語だったわけですから、減った分を戻した以上の単語数の習得が要求されているようです。

どんな問題があったのか?

子育て情報誌「President Family」の2011年6月号では、ゆとり教育の問題点として、生徒の側から見た問題点と教師の側から見た問題点を挙げていました。

生徒の側の問題点

・英文法の問題演習などがあまりできていないため、正確さや応用力が身に付いていない
・コミュニケーションの授業は楽しいが、英語力を身につけるには役立っていない

この結果、英語が得意と感じている生徒に比べ、英語が苦手と感じている生徒が大きく上回っているという結果になっているようです。

苦手意識が勉強に与える影響はかなりなものがあるので、学校の授業がこれを作り出しているというのはちょっと心配な調査結果です。

一方で、先生のほうも深刻な問題があるようです。

先生側の問題

・教える先生自体がオーラルコミュニケーション英語を学んでいないので新教科書に対応できない
・英語が話せない先生の場合、ALT(外国人の外国指導助手)と効果的な連携がとれていない

今回の改訂では多少の数字の改善がありますが、まだまだ中学校の英語授業に不安を感じるお父さんお母さんもいるかもしれません。

家庭の力がやはり重要?

「President Family」でも、新清泉女学院大学教授の「教育内容が知的レベルにマッチしていなければ教育は成功しない」という言葉を紹介しています。

学校で学びきれない内容は塾で補完したり、「もっとやりたい」という気持ちを満足させるような「英語を学ぶ喜び」を提供したりする必要があるのかもしれません。

また、中学校でつまずかないように、小学校で早めに英語学習に力を入れて勉強の仕方を身につけさせるという家庭もあるようです。

「家庭の力」に関しては2009年にも別記事で紹介していますが、その重要性はさらに増しているようです。

中学生は時間の使い方から大変みたいですね。こちらの記事もおすすめです。