リッスントーク

リッスントークの教材とCD

英語は「聞く」(リスニング)、「話す」(スピーキング)、「読む」(リーディング)、「書く」(ライティング)の4技能があって、それぞれ受信型と発信型に分かれます。

受信型の能力は、「聞く」(リスニング)と「読む」(リーディング)の2技能があり、発信型の技能には、「話す」(スピーキング)と「書く」(ライティング)の2技能があります。

リッスントークは、この受信型の技能と発信型の技能の基本的な部分である「聞く」ことと「話す」ことにフォーカスを当てた英語教材です。

今回、リッスントークを取り扱っている「ブライトエッグス」さんにお話を伺うことができたので、どんな教材なのか伺ってきました。

リッスントークがやっていること

会話のイメージ

英語を勉強していると、「英語を英語で理解して話すのがいい」と言われることがあります。

でも、もしこれを本当に実践しようとすると、英語の文化、発想、言語体系といった、言葉の背景にあるものすべてを一から勉強し直して、自分の中で再構築する必要があります。

これって、すごく大変で時間もかかります。

このため、リッスントークはこれまで日本語で体験してきた、頭の中にすでに組み立てられた言葉のデータベースを基にして、英語に置き換える力を重視しています。

「英語」で聞く→「英語」で理解する→「英語」で話すことを考える→「英語」で話す

ではなく、

「英語」で聞く→「日本語」で理解する→「日本語」で話すことを考える→「英語」で話す

という流れになります。

一旦、英語から日本語に移るので、一見無駄な作業をしているように見えますが、この流れがストレスや違和感を感じることなく、スムーズに素早くやり取りすることができれば「会話」になるというわけです。

慣れてくると、「英語」と「日本語」の間はそれぞれ状況やエピソードをもとに紐づけられるので、こんなイメージになっていきます。

「英語」で聞く→該当する「英語」に紐づいた「日本語」で理解する→「日本語」に紐づいた「英語」で言いたいことを考える→「英語」で話す

これは、自転車に乗る練習をイメージするとわかりやすいかもしれません。

最初のうちは動作の一つ一つに意識がいって、ぎこちない乗り方をしていますが、慣れてくると、「左右のペダルを踏む」、「ハンドルを操作する」、「体重バランスをとる」、「必要な時にブレーキをかける」といった要素は状況に合わせて一度にできるようになりますよね。

「言葉を聞き取って話をする」という流れも、英語、日本語を意識しすぎることなく、無意識に意味の流れができればスムーズに会話につなげていくことができるのです。

英語が聞き取れない、難しい… と感じるのは大きな溝があるから

スムーズに進めるイメージ

でも問題は、「聞く」から「話す」ことに移るとき、けっこう大きな溝があるところ。

できる人は無意識に越えていってしまう溝ですが、躓いてしまう人はここで脱落してしまいます。

例えば、「聞く」から「話す」へスムーズに移るためには、英語の音をとらえるためにこんな感覚が必要です。

・英語を頭から理解していく感覚(意味を理解するために逆戻りしたりしない)
・英語のリエゾンを聞き取る感覚(日本語にない音なので、聞き取るのも大変で真似するのも大変)

スピードラーニングの場合は、ナチュラルスピードで聞き流しをします。

大量の英語に触れることで音のデータベースを作り上げて、会話するために必要な言葉に対する感覚をつくっていくのですが、ナチュラルスピードについていけない初心者はちょっと苦労してしまう部分です。

場合によっては、すでに学習して身につけた英語の知識が足を引っ張る場合もあります。

なので、「辞書は見ない」、「一つ一つ翻訳をしない」、「文法のことは忘れる」ようにして、「音」と「音が表現している情景」に集中するようアドバイスされます。

余計なことをしていると、ナチュラルスピードに意識が追い付けないからです。

でも、上に挙げたように、「英語を頭から理解していく感覚」や、「英語のリエゾン」に意識を向けられないタイプの人だと、英語の音をとらえることができません。

英語のスピードについていけない人は、そもそも意識を向けることさえできないかもしれません。

そのまま聞いていると英語は雑音です。

工事現場のような猛烈な音でも慣れてくると意識の外にはじかれて気にならなくなってしまうように、英語の音も雑音ととらえるようになってしまうと、意識の外にはじかれて受け止めることができなくなってしまいます。

こうなると、「今の聞こえた!」というブレークスルーも起こりません。

英語が話せない、難しい… と感じるのは紐づけられたデーターベースの量が足りないから

会話するイメージ

「聞く」から「話す」ことに移るとき、もう一つ大きな溝があります。

「思ったように話せない」、「言いたい気持ちはあるけれど話せない」といったことをよく聞きますよね。

ブライトエッグスさんも言われていたのですが、「聞く」ときと「話す」ときは、脳から見ても担当する場所が少し変わります。

音を「聞く」のは脳の「聴覚野」(しかくや)で、聴覚野を取り囲むように位置する「ウェルニッケ野」が言葉として理解しています。

言葉を話すときは、「頭頂葉」(とうちょうよう)などにある高次の領域で、それまで蓄えてきたデーターベースを使います。

データーベースにある音と、今、耳から入ってきた音を比較して、その音がなんであるか判断していくのです。

このとき、データーベースの中に、日本語に紐づいた英語の情報が豊富にあれば、話したいことを組み立てていくことができます。

話したいことを組み立てるには、「単語レベルで紐づいた情報」や「文章レベルで紐づいた情報」など、いろいろな情報が必要になります。

この情報が不足していると、どんなふうに話すのか、思いつくことも組み立てることもできないというわけです。

話をするイメージ

しかも、まだこの段階では話したいことを思いついただけなんですよね。言葉を「話す」ためには、もう1つステップがあります。

人が話をするとき、聴覚野やウェルニッケ野のそばにある「ブローカー野」に「話をする」という命令が伝わります。

ここで言葉を発するために必要な運動パターンが組みたてられて、ブローカー野のそばにある運動野と協力しながら、口、下、唇、声帯、呼吸などをコントロールして意味のある言葉を発します。

かなりいろんな場所を動かす必要があるのです。

頭に思い浮かんでも、なかなか言葉に出すことができない… という人は、この段取りが経験不足でできていないと言えそうです。

(参考)英語を口にしないとだめ? 「聞く」と「話す」で脳の働きを簡単に調べてみた

スピードラーニングの場合、CDの英語を聞いて、真似して言葉に出すという練習方法があるのですが、そこはやはりナチュラルスピード。

短い言い回しならついていけるのですが、少し長くなると初心者はちょっと大変になります。

「短い距離しか走れない人に、いきなりマラソンを走れ」というのは無理な話ですもんね。

というわけで、自分に合った短めのフレーズの巻を探したりするのですが、リッスントークは後に説明するように、絞り込んだ話題でシンプルな構成になっているので、スピーキングの練習も負担が軽くなります。

さらに、「超スローリスニング」でゆっくり話してくれるので、初心者でもリエゾンに注意しながらしっかりと英語の音を聞き取って真似することができるのです。

特にスピーキング練習には、「日本語を聞いて、英語を話す」という「瞬間通訳トレーニング」が取り入れられているので、英語と日本語を紐づけて言葉のデーターベースに蓄えていくことができますよ。

言いたいことを話すとき、勉強したてで経験もあまりない英語で考えるより、生まれてから今まで経験を積んだ日本語で考えたほうが早いですもんね。

思いついた日本語に英語が紐づいていれば、自然と会話につなげていけるようになるのです。

リッスントークは、「聞く」ことと「話す」ことをはっきりと区別しつつ、密接に関連付けて練習をすることができる「ハイブリッド型英会話教材」

リッスントーク教材

リッスントークはハイブリッドで「会話」に焦点を当てた教材

このように、リッスントークは初心者に合わせているので、英語の音をとらえることができないタイプの人にとっても無理なく取り組むことができます。

やることはスピードラーニングとは反対です。

「学習者にやさしい」(learner-friendly)という考え方の下、わかりやすくシンプルな構成になっているので、こんな特徴があります。

・教材に取り上げられている会話は使用頻度が高いものが厳選され、絞り込んだ話題に限定されている。
・「聞く」ためのリスニング学習と「話す」ためのスピーキング学習をはっきりと区別している。

これは、「英語を聞く→英語に日本語を紐づけて理解する」流れと、「日本語に紐づけられた英語で考える→英語で話す」流れをトレーニングするためです。

ただ、分けるといっても全く別の物になるわけではなく、同じ素材を使ってリスニングとスピーキングに取り組んでいきます。

簡単に書くと、こんな感じ。

・Aという場面でリスニング練習 (英語→日本語)
・Aという場面でスピーキング練習 (日本語→英語)

このように、リスニングとスピーキングを分けてトレーニングすることに加え、同じ素材を使うことで密接に関連付けながら練習できるので、イメージの中に残りやすくなります。

こうしたやり方は、人間の脳が持つ、情報を関連付けてネットワークで覚える力を発揮できるので、かなり効率がよくなるようです。

リスニングとスピーキングを分けて別々の素材でトレーニングするのに比べると、4~5倍くらいのスピードで「リスニング」と「スピーキング」を同時に身につけることができるそうですよ。

本のイメージ

そして注目ポイントは、「リスニング」と「スピーキング」それぞれに、「超スローリスニング」が採用されているところです。

これ、ナチュラルスピードの英語に慣れていると、かなり気持ち悪く聞こえる音なのですが(汗)

効果的に理解できるように、日本人が言葉として認識できる仕組みが考慮されているのが特長です。

ゆっくり話しているのに、早く話しているときに現れる英語の特徴が残されているところがポイント。

リエゾン(英語の音の変化)もあるし、ゆっくり話すと変化してしまう音、例えば「éi」に変化してしまう「ə;」の音も変化させずに残されています。

これは機械的に加工した音ではなく、話者が初心者に聞き取りやすい要点を押さえながら話してくれているからこそ。

英語の音に慣れていない人でも、かなりわかりやすい音声なんですよ。

これ、ネイティブの人にただ「ゆっくりしゃべって」と言っても、こんなしゃべり方はしてくれませんよね(汗)ネイティブの人にとってもかなり特殊な話し方になっているようです。

赤ちゃんに話しかけるイメージ

でも、この点は大人が赤ちゃんに話しかけるときを想像するとわかる気がします。

まだ言葉を身に付けていない赤ちゃんに向かって、早口で話しかける人はいませんよね。ゆっくりとポーズ(間とか区切り)を入れながら、丁寧に話しかけています。

ちなみにリッスントークにも適度に入れられたポーズがあるのですが、これは英語を英語の語順で理解することができる単位で程よく区切られています。

実は、ここもちょっと魅力なんですよね。英文を読む時、どこで区切ればいいかよくわからないということはありませんか?

意味のうえで、ほどよきところで区切る「チャンク訳」という方法がありますが、これは「その人にとって気持ちいいところで区切る」というやり方が多く、初心者にはちょっと難しいところがあります。

「気持ちいいとこってどこよ?」って感じですよね(笑)

しかも、ほどよきところで区切っても、意味を把握するために「戻り癖」が出たりする場合があります。

文章を読む場合、多少後戻りしてもなんとかついていけるのですが、会話は頭から流れていって戻ることはありません。

ここは英語の「読む」技能と大きく違うポイントで、会話ができるようになるためには、ちょっと重要な要素なのですが、この点、リッスントークは英語の語順で理解できる単位で区切られているので、初心者もスムーズに頭から理解していく流れをつかむことができるのです。

意味を把握するために戻り癖がついてしまった人の訓練にもなりますよ。

このようにリッスントークのように「聞く」から「話す」にフォーカスを当てたトレーニングをすれば、初心者にとってはちょっと難しいスピードラーニングの比較的長いセリフを取り扱った巻でも、躓かずに聞き流しに取り組んでいけるようになりそうです。

まとめ

こうしてみると、スピードラーニングとリッスントークがやっていることはよく似ています。

でも、スピードラーニングはナチュラルスピードで情報量が多め、リッスントークは情報量が絞られていますが、スピードや音の構成が初心者向けに構成されています。

どちらが合っているかは、やってみないとわからないところがあるので(汗)

興味のある人はお試しを利用してみるのがおすすめですよ。

スピードラーニングは試聴CDが入った教材1巻2巻入りの初回セットを届けてもらうことができます。有料教材を開封しなければ試聴CDを使って10日間の試聴をすることができます。

スピードラーニングは体験レポをまとめています。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

リッスントークにはお試し素材はないようで、教材、CD一式が届けられます。でも、公式サイトから申し込みした場合、30日間の返品保証がついています

教材に書き込みをしたり折り曲げたりするのはダメですが、じっくり30日間、リッスントークを試してみることができますよ。

30日間の期間内であれば、送料はユーザー側が負担する必要がありますが返金してもらえるというのは魅力ですよね。

聞き流しがうまくできずに挫折してしまった… という人は、リッスントークを試してみると新しいステップが踏めるかもしれませんね。

リッスントークも体験レポをまとめています。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。