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英語が実践的なツールとして注目

みんなどんな習い事をしているんでしょう?──

これ、実は総務省が実施している「社会生活基本調査」からうかがい知ることができるんですよ。

「社会生活基本調査」というのは、仕事、学業、家事、地域での活動などに1日のうちにどれくらいの時間を費やしているのか、また過去1年間にどのような活動を行っているのかといったことについて調査するもので、昭和51年に始まって以来、5年ごとに実施されている調査です。

第8回目を迎えた平成23年の調査では、全国の世帯から無作為に選定した約8万3千世帯に居住する10歳以上の世帯員約20万人を対象に実施されています。

学習・自己啓発・訓練を行った人は4,017万人

1年間に仕事や学業以外の学習や自己啓発、訓練を行った人の数は4,017万人になります。行動者率にすると35.2%で、これは5年前と同じくらいの数字になるようです。

でも、年齢階級別に見ると大きな特徴が出ていて、10歳代、50歳代の行動者率が上昇。一方で、20~49歳代は低下しています。

これは、小学生高学年と定年退職を目前に控えた人という感じになるのでしょうか。

※行動者率
10歳以上人口に占める過去1年間に該当する種類の活動を行った人の割合(%)

行動者率の種類で見ると、パソコンなどの情報処理が伸びているようです。

でも、前回調査と比較すると、「パソコンなどの情報処理」は0.4ポイントの上昇ですが、3番目の「英語」は0.5ポイントの上昇を見せています。

英語の注目度がこんなところにも表れているんですね。

・パソコンなどの情報処理 12.1%
・芸術・文化 10.0%
・英語 9.6%

さらに「英語」の行動者率を細かく見ていくと、意外と男性のほうが高くなっているようです。

男性 10.1%
女性 9.1%

前回調査時と比較すると、ここでも25歳未満(特に10~14歳)と50歳以上の行動率に上昇が見られるようです。

やはり10代は小学校の英語必須化が大きく影響しているのでしょうか。でも、50歳代はなんでしょう? 趣味とか教養でしょうか?

「学習・自己啓発・訓練」全体の数字になりますが、調査では目的に関しても実施されていて、これを見ると男女とも「自分の教養を高めるため」がもっとも高くなっていました。

やっぱり自分を高める意識が高いんですねー。

いえいえ、実はよく見ると、前回調査時と比較すると、これ実は下がっているんですよ。

前回調査時と比較
自分の教養を高めるため (↓)
現在の仕事に役立てるため (↓)
仕事につくため (↑)

なんと、「現在の仕事に役立てる」というのも下がっていて、「仕事につくため」が上昇しています。転職や就職に直結する、より実践的なツールとしての英語の需要が高まっているみたいです。

そういえば、定年後のロングステイが注目を集めていることを考えると、50歳以上の行動者率の上昇も、定年後の第二の人生を視野に入れている人が多いと考えたほうがいいのかもしれません。

「習い事」の英語といっても、かなり広い世代でより実践的な英語が求められているということになりそうです。

※資料:総務省「平成23年社会生活基本調査」