未来を表すwill と be going toの微妙な違い

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“will” と”be going to”は、同じ未来を表す言葉だけど、微妙に意味が変わります

最近、VOA Learning Englishで、「Everyday Grammar TV」というコンテンツを見つけてちょっと気に入っている管理人です。英語の言葉に関する解説をする短い動画なんですけど、参考になるんですよ。

例えば、いちばん最初に掲載されているのは、「Everyday Grammar: Will vs. Be Going to」です。

“Will” と”be going to” はどちらも未来を表す言葉だけど、使い分けが難しいということで日本語の英語サイトでもよく話題に取り上げられる単語ですよね。最初に取り上げるあたり Learning Englishでも注意すべき言葉として見ているみたいです。

電話をかけてきた Lucijaに晩ご飯を食べに行こうと誘う Kavehなのですが、こんなふうに言ってしまうところから始まります。

We will go to dinner at eight.

早速ルシハに、「カーベ、あなたそれ、『8時に夕食に行かない?』って意味?」と突っ込まれてるんですが、その解説がちょっとおもしろかったので、メモ。

学校では何だかややこしい分類をしてた”Will”と”be going to”

高校の英語の先生がすすめてくれた「英文法解説」を見ると、”Will”は「単純未来」で”be going to”は「近接未来」ということで、難しい解説が書かれています。確かに学校時代もなんだか難しいことをやってましたよね(汗)

でも、ルシハの説明はすごくわかりやすいんですよ。

“WILL” expresses a desire or agreement
to do something… or a sudden decision.

「Will」は願望または同意を表します。
「何かをする」こと… もしくは「突然の決定」です。

“WILL”が表すのは、「欲望」とか、何か「契約」してること、または「突然決まったこと」を表すというんですね。

一方、”be going to” は、すでに何かやることがあるときに使うことができるそうです。

You use be going to
when you already
have a plan
to do something.

あなたがすでにするつもりのこと、なにかするために計画を立てたときに使えます。

つまり、ご飯を誘うときにwill を使っちゃうと、”desire” “agreement” “sudden decision” といったことを表す言葉だからおかしなことになるというわけですね。こんな感じか?

ねえルシハ、僕たち一緒に8時にご飯に行こうよ、もちろん来るでしょ? “will”だもの。(それは突然に決まりました)

確かに、これはおかしいですよね。とてもOKしてもらえそうにありません(笑)

スピードラーニングではどう?

というわけで、スピードラーニングではこの辺、どうなってるのか調べてみました。ご飯に誘うといえば、マイクがリサをデートに誘う第6巻「フレンドシップ」しかないでしょうと思ったんだけど、意外やありません。

“Would you like to~” といった感じで、「あなたがよければ、週末どこそこへ行かない?」といった誘い方なんですね。

なるほど、ハートを射止めようとしている女性を相手にしてるわけですから、”Are we going to~” 「来る?来ない?僕はどっちでもいいんだけど」なんて言ってたりしたら、マイクは一生、世界一幸せな男になれないかもしれないわけです。それは大変。

で、もうちょっと探してみたところ、第9巻「日本発見」の「富士山と箱根」に、”will” と”be going to” がありました!

日光へ旅行に行こうと誘う健二ですが、ジーンは先約があって行けないという会話の中です。

「そっか、行けないんだ。残念!」で会話が終わってしまったりはせず、「ロープウェイに乗るの?」「僕も見たことがあるけど~」と、いろいろ現地のことを教えてくれんですね。

優しいな、健二。やっぱ、会話上手じゃなきゃだめですね(笑)

ともあれ、旅行先ではあんなことをする、こんなことがあると、これからの予定のことを話すので、”will” とか”be going to” がバンバン出てくるわけです。

で、やっぱり、自分のことを言うときは、大体”I’ll get to wear a yukata.” と言ったりするけれど、人に対して言うときは、”Are you going to ride on the Hakone Ropeway?” という感じで表現されていました。

ややこしそうに見えた”will”と”be going to”も、ルシハ方式で覚えておくと大丈夫みたいですね。

他の人に対して”will”を使うときは?

じゃあ、他の人に向かって”will” って言うことはないのかなー? と思ったところ、ありました! 第6巻「フレンドシップ」の最後の場面です。

そう、マイクがリサに結婚を申し込む場面ですね。

Will you marry me?

やっぱりこれ、ルシハが言ってた”desire”(願望)でしょうか?

一世一代の結婚の申し込みなので、”sudden decision” (突然の決断)はちょっと嫌ですよね。「突然ってなによ!?」と、リサが怒りだしそうです。じゃあ、”agreement”(契約)? 海外では結婚は神様の前で二人が誓う儀式というけれど…。

わかりませんが。やっぱ”desire”なのかなぁ。

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