1日5分から始める初心者のための英語の聞き流しのコツ

イヤホン

英語の音に慣れる方法の1つが「聞き流し」です

「聞き流し」ってなんでしょう? 日本語で「聞き流す」というと、「聞いても心にとめないでおく。聞き捨てにする。聞き過ごす」といった意味になりますが、英語の「聞き流し」は違います。

英語の音に慣れるための勉強スタイルの1つで、リスニングの基礎中の基礎と言えます。英語の音を聞く練習方法は、いつ頃から始まったのかははっきりしませんが、かなり古くからあるみたいですよ。

英語がわからないとき、多くの場合、英語で発音している「音」を知らないため、聞き取ることができずに「わからない」となってしまうことが多くありますが、スピードラーニングでは「聞き流し」することを最初のステップとしてすすめているわけです。

聞き流しってどんな感じ?

ヘッドホンのイメージ

聞き流しにおすすめの素材として、以下の条件があります。

・理解可能なものであること
・興味を持って聞くことができるもの
・自然なものであること
・十分な量であること

「理解可能なものであること」は意外と重要です。これまで英語素材が十分そろっていなかった時代は、映画やニュースから自分で素材を作らなければいけませんでした。

英語の音声はあってもスクリプトがないということはザラだったようです。

そんなときは、わけもわからず聞き流しするわけにはいかないので、自力で内容を把握する必要がありました。つまり、それなりの英語力を持った人ができる練習が聞き流しだったわけですね。

現在はスピードラーニングをはじめ、事前に調べ物をしなくても内容を把握したうえで聞き流しすることができる素材がそろってきました。

「英語の力がある人がやるもの」と敬遠してしまわないで、興味があればチャレンジするのがおすすめですよ。

なぜなら、英語に取り組むには十分な量をこなすことが必要で、そのためにも長く継続することが大切だからです。

聞き流しのメリットとデメリットを押さえておこう

蓄音器のイメージ

聞き流しに取り組むうえで、ちょっと知っておいたほうがいいのが「メリット」と「デメリット」。その特徴を押さえておくことで、特長も知ることができますよ。

聞き流しのメリット

聞き流しは多読と同じく、より多くの英語を聞くスタイルです。なので精聴と違って、多く英語の音に触れることができるのが特長です。

わからない部分があると不安になってしまいますが、最初は英語がうまく聞き取れなくても、繰り返し聞いているうちに聞き取れる会話や頭に残るフレーズがだんだんと増えていくので、気軽に聞き流しに取り組むうちにわかるようになります。

聞き流しのデメリット

時間がかかります。2~3日聞いたからといって、何か急に変化があるわけではありません。効果がわかりにくいのも特徴と言えます。

スピードラーニングのように、英語オンリーのCDで改めて聞き直すことができたり、ネイティブやバイリンガルスタッフと実際に会話をする機会がないと、自分一人でリスニングの伸びを確認するのは難しいと思います。

また、意外と素材選びが難しいのもネックなんですよね。

効率を重視するならフォーマルな英語を選ぶのがおすすめですが、映画なんかだと不正確な発音やスラングが混じっているものがけっこうあるようです。

判断するだけの力がないのに、玉石混合の中から自分に合った教材を初心者が選択するのはちょっと大変です。

5分からでもOKってどういうこと?

時間のイメージ

ビジネスの世界で見ると、英語に取り組むにはやはり1000~2000時間は必要ということで、1日2時間くらい、約2年は取り組むべきという意見があります。

もちろん聞き流しも「多聴」のスタイルですから、たくさん聞くほうがいいのですが、一般の学習者にとってはそれより大事なことがあります。

「継続する」ことです。

聞き流しはどんな年代の人でも始めることができる手軽な学習方法ですが、続かなくてはそもそも十分な量の英語に触れることができません。継続することを重視するなら1日5分の日があってもOKというわけですね。

スピードラーニングを受講している人の中には、散歩のときに聞き流しをする人も、「雨で散歩をしない日はおやすみする」といった潔いルールで長く取り組んでいる人もいらっしゃるみたいです。

(参考)人間の行動を習慣化するにはどれくらいかかる?

まとめ:「聞き流し」は特別な方法ではない

ラジオのイメージ

繰り返しになりますが、「聞き流し」はかなり古くから行われている学習方法で、特別なものではありません。やり方を間違えなければそれなりの効果をあげることができます。

管理人はスピードラーニングを使っているわけですが、もちろん聞き流しに適した条件をクリアしていれば英語上達の力になってくれるはず。自分に合ったものを探すのがおすすめです。

大切なことは、興味を持って聞き流しができるか、使われている言葉は自分も使いそうな言葉なのか、もしくは使ってみたい言葉なのかです。聞き流しに取り組むことを考えている人は、是非、参考にしてみてくださいね。

ただ、その成果はすぐに現れるものではないので、努力は必要ですよ。

こうして聞き流しすることで、英語の音が耳に残るようになったり、部分的にも口真似ができるようになってくれば、次の段階へ進むことになります。

管理人もチャレンジ中です。

代表的な英語教材と聞き流し教材を比較した記事もあるので、よかったらこちらも覗いてみてくださいね。

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