スピードラーニングはBGM感覚で英語の聞き流しができるのが大きな特長で、「ながら聞き」で取り組むことができるちょっと変わった教材です。このため、通勤途中や家事の合間など、自分のライフスタイルに取り入れて聞き流しすることができるわけですね。
でも、せっかくならもっと効果を重視するような聞き方ってあるんでしょうか? ちょっと調べてみました。
インプット仮説によると、言語の習得にはリラックスすることが大切
言語教育では、言葉を習得する際に大切なこととして「インプット仮説」という考え方があります。詳しく見ていくと、スピードラーニングの聞き流しの特長と一致する点が多いんですよ。
例えばインプット仮説では、インプットのために必要な条件として以下のポイントが挙げられています。
・興味深く、しかも自然なものであること
・文法項目中心に配列されていないこと
・脳内の言語習得装置が活性化して言葉を習得していくのに十分な量であること
そして言葉を習得するためには、以下のポイントが大切であるとしています。(情意フィルタ仮説)
つまり、極端に緊張したりしていない状態(情意フィルタが低い状態)が、もっとも効果的にインプットが取り込まれるとしているんですね。
簡単にいうと、これは「リラックスした状態」ということみたいですよ。
スピードラーニングもリラックスして聞くのがおすすめ
エスプリラインのサイトを見てみると、スピードラーニングの聞き流しの特長としてこんなポイントが挙げられています。
・英語の後に日本語が収録されているので、わからないまま進むことがない
・スピードラーニングのBGMは、リラックス効果をもたらすクラッシック音楽を採用している
特にBGMに関しては、よりリラックスできるように、人間の心拍数に近い緩やかな旋律が選ばれているみたいですよ。
この点はサディストぺディアという学習法でも大切なこととされているようで、「不安や緊張のない状態で集中力を高める」には、リラックスして学習しやすい環境や雰囲気を作り出すことが重視されています。
ブルガリアの精神科医・精神療法士ゲオルギー・ロザノフが開発した学習法です。
学習者をリラックスさせ、言語学習がしやすい環境や雰囲気を作り出すことを重視したもので、不安や緊張のない状態で集中力を高め、楽しく学ぶことを目的とします。
ゆっくりしたテンポのバロック音楽を流しながら勉強した人は、静寂の中で勉強した人や他のジャンルの音楽を流しながら勉強した人に比べると単語の暗記などで吸収力が高いことを確認した研究が有名です。
まとめ
スピードラーニングはBGM感覚で英語の聞き流しができるので、「ながら聞き」ができるのが大きな特長です。
こう言われると、つい「眠りながら聞き流し=睡眠学習」なんて発想がわきますが、良質な睡眠をとるという点からみると、これはあまりおすすめではないみたいです(汗)
効果的に聞き流すことを重視するなら、「リラックスすること」が大切になってくるみたいですよ。ながら聞きの聞き流しスタイルにもちょっと取り入れたいポイントです。⇒取り入れてみました!
とはいうものの、日常生活でそうそうリラックスばかりしてられないですよね。そんなときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。