生き残った柱は、なぜ2人なの? 陰陽五行から考えてみた

太極図

There were only two members of hashira who survived the final battle. When applied to the five elements of Yin and Yang, they seem to have a common reason.
最終決戦を生き抜いた柱は2名になっていました。陰陽五行に当てはめると、二人には共通する理由があるようです。

(この記事は、7巻、23巻、ファンブック第1弾のネタバレを含みます)
 

「2」は陰を表す最小の数字でした。

では、柱で生き残った最後の2名が水柱と風柱だったのはなぜでしょう? 陰陽五行で見ると、この2人には共通するものがあるようです。

図にすると、こんな感じ。

 
柱と陰陽五行の関係
 

鬼殺の剣士が使う呼吸で、基本となるのは「炎」「水」「風」「岩」「雷」で、他の呼吸はそこからさらに枝分かれした「派生」になるといいます。(7巻 54話、ファンブック第一弾 20頁)

陰陽五行説によると、この世界は原初唯一の「混沌」から陰陽の二気が分かれて五行が生まれたといいます。五行は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素です。

上の図の青い部分は「木」、赤い部品は「火」、白い部分は「金」、黒い部分は「水」、真ん中の黄色い部分は「土」です。

基本の呼吸は中心部に寄せて、派生の呼吸は外側に寄せてみました。青い丸をつけているのは、生き残った柱です。

木に属する、雷柱、風柱

「木」が表すものは草木の成長です。季節は春に配置されます。「水」に育てられた「木」は大地を覆い、「火」を生み出す燃料になります。

 

ちょっとびっくりしますが、陰陽五行説では「風」と「雷」は木気に属します。

例えば雷を制するために、古来「金気」の刃が用いられていました。「今昔物語集」に出てくる在原業平が、鳴り響く雷に対して太刀を抜いてきらめかせていたのは、「金剋木」(きんこくもく)の法則に従っていたんですね。

風柱は「風」なので、「木」。

雷柱は不在だったので、上の図ではカッコをつけました。ファンブックによると、音柱は雷の派生ということなので、「木」に分類しています。

火に属する、炎柱、恋柱

「火」が表すものは燃え盛る炎や、その集積と考えられていた太陽です。季節は夏に配置されます。「木」から生じた「火」は燃え尽きて「灰」となり、「木」の持つ栄養を土にかえします。

 

炎柱はもちろん「火」ですよね。

ファンブックによると、恋柱は炎の派生ということなので、「火」に分類しました。

土に属する柱、なし

「土」が表すものは大地です。季節の中央に位置し、また季節の変わり目にも「土用」として配置されます。「火」から生まれ、大きな山をなし、「金」を生み出します。

 

「土」だから、岩柱?と考えてしまいますが、岩柱は「金」に分類できそうです。

金に属する、岩柱

「金」が表すものは金属や岩石などの金石(きんせき)です。季節は秋に配置されます。「土」を構成する山から生まれ、採掘されて「水」とともに現れます。

 

岩柱は「金」に分類しました。

陰陽五行では、岩は土から生まれると考えられているからですが、岩柱の呼吸もヒントになります。参ノ型に「岩軀の膚」(がんくのはだえ)という言葉がでてくるのです。

人体の五臓「肝、心、脾、肺、腎」にも陰陽五行が割り当てられていて、肺には金が対応しています。

肺は呼吸を行う臓器ですが、東洋医学ではさらに気・血・津液(しんえき)を全身に行き渡らせる働きがあると考えられています。

呼吸の他に、汗を出す「皮膚」、リンパ液が関わる「免疫機能」、身体を巡って排泄されるまでの「水分代謝」などにも関わっているため、「金」には「膚」も分類されているのです。

 

津液
体内各所を潤す、血以外のすべてのもの。

 

参考 生命活動の5本柱「五臓」 | 小太郎漢方製薬株式会社
参考 第23回 五行学説とは(木火土金水の特性) | 薬読
 

水に属する、水柱、蛇柱、蟲柱

「水」が表すものは万物の源の水です。季節は冬に配置されます。「金」から生まれ、冬の寒さに雪や氷となってとどまり、春になると再び流れ出して「木」を育てます。

 

水柱は「水」ですよね。

ファンブックによると、蛇柱、花柱は水の派生、蟲柱は花の派生ということなので、「水」に分類しました。

生き残った者の条件

こうしてみると、派生の呼吸は音柱以外は亡くなっています。

音柱も、禰豆子がいなかったら遺言も残せないほど危なかったわけで、生き残ったのは例外といえそうです。

というわけで、生き残る条件の一つは「基本の呼吸」であること。

そして、もう一つの条件は、「水」と「木」に属する呼吸であることがいえそうです。

上図の円の中央に配置しているのは十二支です。陰陽五行説では十二支も五行で分類できるのですが、「水」の終わりに「丑」、「木」の始まりに「寅」があります。

「丑寅」(艮)(北東)は古来、鬼が現れる「鬼門」と呼ばれる方角です。

「鬼滅の刃」のキャッチコピーは、「日本一慈しい鬼退治」。方角的にも、鬼に近いことが重要になるのかもしれませんね。

9名の柱が2名に減っていくのも、陰陽五行に当てはめて考えることができそうですよ。また、柱の数は曼荼羅のイメージを読み取ることができそうです。

よかったら、こちらの記事も覗いてみてくださいね。

 

 

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