紅葉した葉っぱ

学校教育では早くから文法からコミュニケーションへ転換する方針が出ていた!?

スピードラーニングをはじめ、英語を聞いて勉強する方法を紹介する場合、英語の音にたくさん触れることがすすめられます。

一方で、ネットを見て回ると、「英語を聞き流すだけで英語ができるようになるわけがない」という意見をよく見かけます。

これって、ずいぶん真逆の意見のように感じるのですが、一体、どういうことなんでしょう?

管理人は英語がもともと得意ではないので、その辺の事情がピンとこなかったんですが、日本の英語教育で言うと、何か大きな変化があったみたいですよ。

文法訳読方式と4技能の重視

大きな変化 ── それは、文部省(文部科学省)が実践的なコミュニケーション能力の向上を目標に据えるようになったことです。

外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、聞くことや話すことなどの実践的コミュニケーション能力の基礎を養う。

2003年 文部科学省

そこで重視するようになったのが4技能(聴く、話す、読む、書く)の発達というわけです。

何だか大きく変わったんですね。

でもこれ、1947年くらいからのことみたいですよ。あれ? ずいぶん前なんですね。

もしかして、管理人が学生だったころも、すでに含まれてるんじゃありませんか?(汗)でも、「コミュニケーション能力」なんて一度も言われたことがないんですが。

そうです。管理人が学生だったころは、英語の授業と言えば文法重視で、教科書の英語を訳す作業ばかりでした。

塾の先生は「辞書が真っ黒になるまで使うのが勉強だ」みたいなことを言ってたんじゃなかったかな。

そのときは、「じゃあ、手を洗わなければ早く黒くなるんじゃない?」なんてことを思ったんだけど、それは内緒の話。

ともあれ、文部科学省が4技能重視の方針を打ち出しているのに、英語教育はつい最近まで「文法訳読方式」という読み書き中心の教育だったので、リスニングやスピーキングは軽視されたままだった ── という、ちょっと特別な事情があったみたいです。

英語の音を重視する教材に取り組むと、大抵最初は「英語の音を聞き流してください」と言われるのですが、軽視するのが当たり前の人からすると、「英語を聞き流すだけで英語ができるようになるわけがない」という意見になるのかもしれませんね。想像ですが。

ともあれ、聞き流すことに効果があるかどうかの前に、「英語を聞き流す」という意味をもう少しちゃんと知る必要があるのかもしれません。