花のイメージ

テレビシリーズ「サンダーバード」の記事を書くと、いろんな人が見に来てもらえるみたいで大喜びしている管理人です♪

とあるSNSでその話をしたところ、「サンダーバードって、メールソフトの?」とか、「サンダーバードって、電車の?」と、これまたいろいろな反応があってびっくり。

…世の中、いろんなサンダーバードがあるんですね(汗)

よく見ると、検索で来訪される人の中にも、「サンダーバード」そのものの意味を探している方がいらっしゃるようです。

というわけで、「サンダーバード」ってそもそも何なのか調べてみることにしました。

「サンダーバード」って何?

「雷」の「鳥」だからライチョウ? いえいえ、違います。ライチョウは英語だとgrouseというみたいですよ。

Thunderbirdというのは、アメリカ北部に住む先住民族インディアンの各部族に伝わる巨鳥の姿をしたシンボルで、強いスピリットやリーダーシップを象徴しています。

通常は高山にすんでいて、アサバスカ族やクリンギット族の伝説によると、翼の羽ばたきで雷鳴と嵐を呼び、鋭い眼光から稲妻を落とす不思議な力を持っているのだとか。

その巨大な力により、海の中のシャチをかぎづめで簡単に拾い上げるという伝説もあるみたいですよ。

チノーク族によると、この鳥は種族の起源とされていて、クジラから変化したサンダーバードがサドルバッグ山の頂上で卵を産み、一族はこの卵から生まれたと伝えられています。

雷や嵐と結びつけられるだけあって人々から恐れられる存在なのですが、神聖な鳥ともされていて、トーテムポールにサンダーバードのデザインが施されていることは有名です。

テレビシリーズ「サンダーバード」がThunderbirdsと名付けられたわけ(含・妄想)

テレビシリーズが「サンダーバード」と名付けられたのは、サンダーバードを企画・制作を手掛けたジェリー・アンダーソンによるものです。

第二次大戦中に戦死したジェリーさんのお兄さんの手紙に、アメリカにあった連合軍の飛行訓練施設「Thunderbird Field」のことが書かれていたそうで、これをきっかけに企画タイトルを「Thunderbirds(サンダーバーズ)」に決めたのだとか。

そして、このテレビシリーズの最大の目的には、「アメリカ三大ネットワークへのセールスがあった」という話があるみたいなんですよね。

ここでちょっとアメリカの事情を調べてみると…。

米軍では軍用ヘリコプターに俗称を付ける際、先住民族であるインディアンの部族名や酋長名を付けたりしています。

グローバルセキュリティーのサイトによると、軍の関係者の間では酋長名や部族名は人気があったので、軍航空機に俗称を決める際、インディアンの文化を参照するようになったみたいです。

(参考)Global Security.org Aircraft Mission-Design Series (MDS)
(参考)Why does the military name all of the helicopters after native American tribes and names? | YAHOO! ANSWERS

インディアンとアメリカの関わりを考えると、ヘリを中心とした軍航空機にインディアンの名称をつけるなんてちょっと不思議な気がしますが、真珠湾のアリゾナ記念館に見られるように、当時の状況が公平に解説されている例を見ても、アメリカは戦う相手からリスペクト(Respect)を受けるという感覚があるみたいです。

ちなみにアメリカ陸軍の第45歩兵師団とか、アメリカ空軍の公式アクロバットチームにも、「サンダーバード」という名前が付けられています。

米軍航空機にインディアンの名称が俗称として用いられることが正式に決められたのは1969年4月のことで、テレビシリーズがイギリスで放送された1965年~1966年から見ると年代的に少し遅いのですが、第二次世界大戦中には飛行訓練施設「Thunderbird Field」があったように、米軍にはインディアンに関わる名称が多いというイメージがあったと言えそう。

インディアンに関わる名前を持った国際救助隊の活躍と、インディアンに関わる名前が多い米軍のイメージを重ねることで、アメリカの子どもたちに身近に見てもらえないかなー…

なんてこと、テレビシリーズを作成していた皆様、意外と意識していたんじゃありません!?(笑)

残念ながら、三大ネットワークへのセールスはうまくいかなくて、テレビシリーズ「サンダーバード」の知名度は、現在でもアメリカではかなり低いままみたいですけどね。

日本とサンダーバードのかかわりは北海道!?

実はサンダーバードって日本とも縁があるんですよ。

といっても、電車のサンダーバードではなく、関わりがあるのは北海道です。

サンダーバードの伝説を持つクリンギット族と、北海道に住む先住民族のアイヌとの間には共通点が多く、同族ではないかという説があるのです。

確かに北米と北海道は太平洋を挟んでお向かいですもんね。思ったよりそんなに遠くないのかも。

2000年に行われた伝統文化交流をきっかけに、それ以後も度々両者の間では交流会の機会が持たれているようです。

サンダーバードはインディアンの文化ということでちょっと遠いかなと思っていたのですが、実は意外と身近にご縁のある言葉みたいです。

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