スピードラーニング・ビジネスの第一印象は、こんなイメージでした。
・口に出して話すところまでがしっかり仕組化している
・人物設定がかなり細やかなドラマ仕立て
なので、初心者の管理人にとっては登場人物がとても速くしゃべってるように感じるのでした。
でもここ数カ月、スピードラーニング英語と聞き比べて慣れてきたんでしょうか? 最初に「速い」と感じたのも、「実はそれほど早口でしゃべっているわけではなさそう」ということを感じるようになりました。
あとで知ったのですが、これは英語特有の「音」が影響していたみたいです。
10日間の試聴期間でエスプリラインから電話がかかってきた際に、「ビジネスの英語って、速いよね?」と聞いたところ、そんな特別に速いわけではないと説明されても納得がいかなかったのですが(汗)
耳に慣れていない音で長いセリフになってくると、初心者にとっては「とてつもなく難しいことを早口でしゃべっている」と感じてしまうものなんですね…。
スピードラーニング・ビジネスに関しては、エスプリライン主催の勉強会でも特徴について教えてもらったので、この記事ではその魅力の部分を簡単にまとめ直してみようと思います。
ビジネス向けだけど、実はビジネスに特化しているわけではない
ちょっとびっくりしてしまいますが、「スピードラーニング・ビジネス」はビジネス向けなのですが、何か特別に「専門を限定しているわけではない」というところが特長です。
もちろん対象はビジネスパーソン向けなので、舞台設定もも登場人物も会社に関わるものが登場するのですが、その内容はあえて会社員に限ったものではないというわけです。
そういえば、管理人は「経費」(Expense)や「出勤簿」(Attendance Records)といった言い方を日本語でもあまり耳にしないので、第一印象で「わー、何これ難しい」なんて思いましたが、一般の会社員なら普通に使う言葉ですよね。
そう考えると、確かに本編の内容を聞いていて特に「難しい」と感じたことはないかも。普通にドラマを楽しむような感じで聞き流しすることができています。
こんな感じで、スピードラーニング・ビジネスは、「ビジネス英語は『難しい』、『つまらない』」というイメージを払しょくすることに主眼が置かれています。
スピードラーニング・ビジネスの構成
全12巻は、全体をとおしてストーリーがつながっているようなドラマ仕立てになっています。
ちょうどアメリカドラマのシーズン1とかシーズン2といった感じになるそうですよ。登場人物も英語に対して、悩んだり、迷ったり。共感できる人物像で描かれています。
「専門用語を多用していない」と聞くと、「実用として使えるの?」と心配になるかもしれませんが、ネイティブも仕事だからといって、ガチガチの専門用語を使うわけではないそうです。
その分、教材として当てはまる人が幅広く増えるというわけですね。
その代わり、日本とアメリカの商習慣の違いがわかる内容がしっかり盛り込まれているので、いろんなビジネスシーンを知ることができます。
例えば、スピードラーニング・ビジネス第1巻でも、早速、出てきます。
日本人的な感覚では、上司には「Mr.~」と言いたくなってしまいますが それでは自分と相手の間に溝を感じさせてしまうので、アメリカ社会では上司であってもファーストネームで呼ぶのだとか。
Steve, may I?
スティーブ、いいですか?
エイミー、何だね?
(マネジャーのスティーブさん、「スティーブ」言われても怒らない!)
この他、日本では同じ部屋に机を並べて仕事をするのが一般的だけれど、アメリカではパーテションで仕切った環境で仕事をしているとか(コミュニケーションはメールや内線で行うそう)
5時なら5時に定時にきっちり帰るとか、日本語がまだうまく使えなくても、日本語環境の会議でもきっちりと何か意見を言うとか、仕事に対する考え方の違いや姿勢の違いが盛り込まれています。
こうしたこまごまとしたエピソードは、実際に海外のビジネスを経験した人に取材して組み立てられているそうです。
実際にあったことだから、次も経験する可能性が高いストーリーなんですね。
いざというとき、まったく知識も経験もなければ慌ててしまいますが、スピードラーニング・ビジネスをとおして事前にイメージしていれば、慌てず自信を持って対応できるというわけ。
話が進んでいくと、契約社会ならではのビジネスの難しさがストーリーにも盛り込まれてくるようで、日本人的感覚の「空気読め」が通じない商習慣は、これからのビジネスパーソンにとって参考になりそうです。
スピードラーニング・ビジネスで重視されているのは雑談力
そして、ちょっと注目ポイントなのが、「スピードラーニング・ビジネス」を構成しているのは、ネイティブが話す自然な会話が基本になっているところ。英語のコミュニケーションが重視されているんですね。
これは、ビジネスシーンでも「雑談力」が重視されていることが理由となります。
実際のビジネスの現場でも、「ビジネス的な内容よりも、英語の雑談部分でつまずく人が多い」というのは英語に関するアンケート調査でもよく耳にします。
表現力や雑談力を大切にしているところは、人と人のつながりを重視するエスプリラインらしい教材といえそうです。
ただし、こうしたエッセンスは、試聴版ではあまり味わえないんじゃないか… と、ちょっと思うんですよね。
それはどうしてなのか? この点は、「スピードラーニング・ビジネスは試聴CDだけで判断するのは難しいかもしれない」にまとめたので、興味のある人はこちらの記事も覗いてみてくださいね。
聞き流すだけで話せるの?と疑問が尽きない方は、こちらの特集もご覧ください。