英語ははっきりとものを言う言語──なんてことが言われますが、はっきりと言わない(表示しない?)こともあるようです。日本で言う判じ絵の類です。
「rebus」と呼ばれる判じ絵は、どちらかというと子どもの遊びととらえられているようですが、デザイン的に洗練されていて有名なのが「I love N.Y. 」の、「love」の部分がハートマークになっているものです。
「名入れギフト.com」のマグカップ/「I (love)○○」と名前を入れてもらえる贈り物です。メッセージを入れることもできるんですよ。
1977年にグラフィックデザイナーのMilton Glaser(ミルトン・グレイザー)さんによって制作されたロゴデザインが有名ですが、現在はいろんなパターンがありますよね。
rebusにはこの他に、”2″を”to”に、 “u”を”you”に対応させたりするものがあります。他には各単語の頭文字をつなぎ合わせる、頭文字語(initialism)なんていうのもあるようで…。
FTASB Faster than a speeding bullet
(意味)弾よりも早く
ご存じスーパーマンのナレーションです。単語の頭文字をつなぎ合わせるinitialismです。
ILIWTPCT I love it when the plan comes together
(意味)計画どおりって最高
特攻野郎Aチームのハンニバルの決め台詞。これもinitialismです。TVシリーズなどでは「作戦は奇を以ってよしとすべし」と訳されていますが、これだと本来のニュアンスが伝わりにくいようです。
gmta great minds think alike
(意味)私も同意見
これもinitialismですね。
gr8 great
(意味)すごい!
「8」は音節で言うと「eight」ですが、素直に発音からきてるわけです。こういうのもアリみたいですよ。
thx thanks
(意味)ありがとう
「ありがとう」はさすがにバリエーションがたくさんあって、「tx」なんて表記もあるみたいです。「TY」で「Thank you」とか、「tuvm」で「thank you very much」なんていうのもあるみたいです。
この他にも辞書などを見てみると、「人に贈る言葉としてはどうだろう…(汗)」というものまで含めると、かなりたくさんの例があるようです。
頭文字語などは文字を書く労力をなんとかして減らそうという発想から生まれたようですが、誰かのプレゼントにメッセージを刻むとき、こんな文字遊びをちょっと加えると楽しそうですね。