スピードラーニングでは、聞き流しで英語の音をざっくりととらえることができるようになったら、細部の音をさらに聞き取ることができるようにプラスαの練習を始めます。
リッスントークは、こうしたトレーニングを初心者の歩調に合わせてじっくりと、そしてしっかりと練習できる教材でした。
ちなみに、スピードラーニング10巻までやっている管理人ですが、教材は大体聞き取れる感じ。
一部「ん?よくわからん」という部分がありますが、リッスン特化トレーニングを一通りやると聞き取れるようになります。
中学校くらいの力があれば無理なく取り組めるんじゃないかな?という印象でしたよ。
リッスントークを公式サイトで申し込むと、30日間の返品返金保証がついてきます。
実際に30日間チャレンジしてみるとどんな感じなのか、個人差はあると思いますが、よかったら参考にしてみてくださいね。
トレーニングに沿って練習すれば、英語の細部の聞き取りまで練習できそう
管理人が30日間モニターさせていただいて、大きな変化を感じたのは英語の聞き取りです。
これまでもNHK WORLD TVで、「Somewhere street」とか「Journeys in Japan」などを見て、「けっこう楽しめるじゃない」と喜んでいたのですが、「Dive into UKIYO-E」の英語落語仕立ての解説を見て自然にクスッと笑えたり、速くてガチャッとしてわからん!と思っていたYoutubeの「Speak UP Radio」の音を追っかけることができたりするようになりました。
あと、ラジオ英会話の速いやりとりも意外と聞き取ることができました。
音をなぞる力が少しついてきたのかな、という感じです。
「細部の音をさらに聞き取るための練習」って、聞いた英語を口に出して真似したり、聞いた英語を紙に書き出したりと、少々面倒臭いものが多いんだけど、こういうのは、やはりしっかりやったほうがいいみたいですね。ちょっと反省(汗)
リッスントークは教材の他に、ネイティブの方と実際に会話ができる無料サポートが用意されているので、こうしたサービスを併用すれば、また違った感想があるのかもしれません。
ちなみに、リッスントークの無料サポートには無料会話レッスンと電話サポートがありますよ。
初月(4回/月)の無料レッスン
・バイリンガル 電話サポート
学習のやり方や、質問などに答えてもらえる1年間の無料サポート
スピードラーニングの英語を口に出して真似する練習は、リッスントークのスピーキング特化トレーニングと似てるのですが、リッスントークは初心者でも戸惑うことなく取り組めるよう構成されているところがよかったです。
特殊なスロー音声は英語の音をしっかりとらえることができるし、スピードラーニングと同じように日本語を活用しているのでわかりやすいんですよね。
「英語→日本語」、「日本語→英語」といった順番で取り組む英語教材は、これまでにもスピードラーニングを含めていろいろありますが、リッスントークはちゃんと理由が説明されていて、理論的に組み立てられているところは安心感がありました。
やっぱりストーリー仕立ては楽しい
こうしたことに加え、教材がストーリー仕立てになっているので興味深く取り組むことができます。
管理人はストーリー仕立て以外のものをまだ経験していないのですが、人間の脳が情報を処理するメカニズムのことを考えると、ストーリー仕立てがおすすめになるみたいですよ。
エピソード記憶のように、人の脳は関連性のある情報を記憶するのが得意ですもんね。
また、ストーリー仕立てなら、自分の経験にもつなげて理解することができるのでおすすめです。
こうしたストーリー仕立てという点もスピードラーニングと似ていますが、リッスントークはスピードラーニングのようなBGMはありません。
エピソードが始まる最初の部分に、雑踏の音みたいな感じで場面に合った音が少し流れる程度です。
この辺は好みで選ぶことになるのかな。
1日20分って、続けるのはけっこう大変だった
英語の聞き流しってほんとに負担が少ないんですね(汗)
リッスントークをやってみて、そんなことをしみじみと思いました。
1日20分といっても、毎日続けるとなるとけっこう大変なんですよ。
教材自体はシンプルな構成でテキストも薄めなので、勉強会でも他に語学学習をやったことがある人からは「少し頼りない気がする」といった感想があったのですが…
いやいや、舐めちゃいけません。
だってこれ、「リスニング」と「スピーキング」の両方に取り組む教材ですからね。真面目にきっちりやると意外とハードなのです。
「聞き流し」なら、タブレットを立ち上げれば、何かしながらでも取り組むことができるので、気軽にできるのですが、リッスントークはテキストを見て確認したりするのでそういうわけにはいかないのです。
テキストを開くための「きちんとまとまった時間」を作っておくのがおすすめです。
でも、「この日、この時間にやらなければ!」というのではなく、時間を分けて取り組んだり、学習時間を変えたり、無理なく継続するためには柔軟に対応していくのがいいみたいですよ。
「テキスト2冊+CD8枚」
リッスントークは最初にこうしたすべての教材が一度に届くのですが、これは「自分のペースで学習を進める」ことを重視しているからなんだそうです。
確かに、学習スタイルを決めるためには、1枚ずつCDが届くのを待つより、最初に全体を把握するほうがよさそうです。
国内編と海外編は、始めるのはどちらからでもOKなのですが、やってみて感じたのは、やはり「国内編→海外編」で進めるのがよさそうですよ。
国内編の最初に「発音トレーニング」があるし、海外編の最後にはちょっとした仕掛けも用意されています。
コツコツ進めた人は、ちょっとした達成感を感じることができそうです。
「よくある演出」なんて思う人がいるかもしれませんが(笑)トムやエリに感情移入して練習してきた人は、ちょっと感動するかも。ニクイ構成ですよね。
「学習者に優しい」というところが、こういうところにも出ているのかもしれません。
リッスントークの注意点
スピードラーニングでは、特に聞き方に注意はないのですが、リッスントークの場合、「正しい英語の音を正確にインプットする」という目的があるので、最初のうちはイヤホンやヘッドホンの使用がおすすめになっています。
聞くための環境も、始める前にある程度準備しておく必要がありそうです。
アプリがあると便利なんですけど、残念ながら今のところ開発される予定はないみたいです。教材自体が発売されたばっかりですもんね(汗)
アプリと言えば、「40万人の人生を変えた英単語トレーニング」がiTunesで公開されているので、リッスントークもアプリを希望する人が多くなったらリクエストにこたえてくれるかもしれませんよ。
ともあれ、「聞く」ことと「話す」ことをバランスよく練習したい人におすすめの教材だと思います。
リッスントークとスピードラーニングを比較してみた記事もあるので、よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。