この記事は旧版のスピードラーニング英語の「第2巻 旅行の英会話」についてのレビューです。
教材名:第2巻 旅行の英会話(ENGLISH FOR TRAVELERS)
ジャンル:旅行・買い物・食事など
英語/日本語:10トラック 54分
英語のみ:10トラック 16分
聞き流し期間:2014年2月の1カ月+時々聞き返しているのでプラスα
内容
・機内で(On the Plane)
・空港で(At the Airport)
・ホテルで(At the Hotel)
・外食(Eating Out)
・観光(Sightseeing)
・通りで(On the Street)
・郵便局(At the Post Office)
・買い物(Going Shoopping)
・バッグの紛失を届ける(Reporting a Lost Bag)
・病気になる(Getting Sick)
この巻では、前半はアメリカへ観光に訪れた伊藤さんが中心となって話が進んでいきます。
飛行機内では客室乗務員と、空港では係官とのやりとりがあり、ポーターや案内係に道を聞いたりします。現在のテロ対策がされている空港だと少し違う点があるかもしれませんが、基本のところは同じではないかと思います。かなり具体的なので参考になりますよ。
ホテルだけでもフロント、ベルボーイ、ルームサービスとのやりとりがあり、外食では友達と再開して食事の注文もします。
後半は山田夫妻がメインとなって、観光をしたり、買い物をしたりします。
「旅行に行くために英語が必要」という人は、この2巻だけでもかなりの場面が参考になりそうです。
聞いていて感じたこと
とりあえず英語に親しみたいという人は、初回セットとして送られてくる1、2巻でストップしてもいいかも(笑)
手続きは電話1本。10日間の試聴期間中に休止か停止をサポート窓口に届ければOK。
休止と停止では受けられるサービスが違ってきたりするので、サポートの窓口でよく確認するのがおすすめです。⇒スピードラーニングっていくらぐらいかかる?
ところで、この巻ではずっと謎な場面がありました。入国審査のシーンです。
係官: ここに人差し指を置いて。
: Left.
: 左。
: Right.
: 右。
: Look at the camera.
カメラを見て。
: You’re all set.
: はい、終わり。
ね、わかんないでしょ? 状況説明などは特にないので、海外に行ったことがない人にとってはわけがわかりません。
アメリカは非英語圏の人向けに「セサミストリート」みたいな番組が製作される国だから、「Left」とか「Right」とか言ったらちゃんと左や右を向くかどうか見てるのかと思ったりしたのですが←違
このレビューを書くに当たって調べてみたところ、これは2004年に導入されたHS-VISITプログラム(United States Visitor and Immigrant Status Indicator Technology)を表現した場面だったんですね。
アメリカに入国する外国人の指紋や顔写真などの生体情報を記録するシステムで、入国時と、時には出国時にも行われるようです。
(参考)外務省 米国政府による外国人渡航者からの生体情報読み取り措置について
「左」というのは、左手の人差し指をスキャナーに置くこと。そして「右」というのは、右の人差し指をスキャナーに置くことになります。
最後に備え付けのデジタルカメラで顔写真を撮るみたいですが、これが「Look at the camera.」なんですね…。
かなり長い間、右を向いたり左を向いたりする伊藤さんを想像していたので、今、アメリカに行ったら、管理人は確実に右や左を向いてしまいそうです。イメージを修正しなければ。やばし(汗)
こんな人におすすめ
やはり英語圏での海外旅行を予定している人におすすめです。
観光なので、お決まりの場面ってありますよね。出てくる会話も決まっていることが多いようです。第2巻は、こうした「ありそうな場面」が網羅されています。
病気になったときのフロントとのやりとりもあるので、イメージに残っていれば、いざというときに安心ですよね。
出てくる英語の特徴としては、短いやりとりなので全体的にスピード感があります。でも、ストーリーが具体的なので、自分が実際に旅行する場面としてイメージしやすいです。(入国審査のスキャナーを除けば)
1つの巻にこだわらなくてもいいかも… と思わせてくれた巻
スピードラーニングを受講している人でも、3巻がくれば3巻を、4巻がくれば4巻をずっと聞き流しているのが普通だと思います。
でも、「巻数にこだわらなくてもいい」のがスピードラーニングなんですよね。
最初、機長のアナウンスは無茶苦茶早く感じるので、聞き流していてもさっぱりわからないのですが(汗)、管理人の場合、3巻までをランダムに聞いて、ある日2巻に戻って聞き流していると、意外に聞き取れるようになっていることに気がつきました。
しかも、最初ほど早く感じないのが不思議です。
聞き流しつつも、意味の塊で聞いているためであるようです。(英語/日本語で区切られている塊といったらイメージできるかな?)
なので、初回セットのみの人でも、1、2巻を同じようにランダムに聞き流しすることで聞き取れるようになるのではないかと思います。
「キャプテン、早っ!」と思っている人は、機長のしゃべりの早さにこだわりすぎずに、いろいろ聞き流してみるのがおすすめです。
このとき、複数巻を渡り歩いて聞いていたので、状況がわからなくなってしまわないように「英語オンリー」より「英語-日本語」多めで聞いていたのですが、3カ月ほど時間をかけたせいか、日本語と日本語の間から英語の音がするりと顔を出すような感覚があったのがおもしろかったです。
聞き流しの時に日本語が気になってしかたがない人も、こだわらずに聞き流してしまえば英語が顔を出す感覚があるかもしれません。
実はこのランダムな聞き方、別に特別な聞き方ではないんですよ。サポートから「好きな巻を聞いてください」なんて言われ方をした人もいるのではないでしょうか?
スピードラーニングではちょっとお得になるセット価格が設定されているので、数巻まとめて購入できるスタイルがあるのですが、そうした人は、その「1回分のお届け内でランダムに聞く」というやり方もあるようです。
管理人にとって第2巻は、そんな自由さを感じさせてくれる巻でした。
(セット価格などは受講後の案内にあるので、初回セットに入っている説明などを参考にしてくださいね。サポート窓口に問い合わせてもOK)