スピードラーニング英語の聞き流しを続けている管理人ですが、最近、時々「トライリンガル・フランス語」を聞き流すようになりました。
昨年夏ごろ、エスプリラインさん主催のレビューコンテストで最優秀賞をいただいて、その賞品としていただいたものです。ありがとうございます!
ちなみに、受賞した記事はこちらです。
ともあれ、「トライリンガル・フランス語」というのは、フランス語、英語、日本語の順番に聞き流しをして、同時に「フランス語」と「英語」を習得してしまおうという欲張りな教材です。
一度に3つも聞いて混乱しないの? と思いますが、意外とスピードラーニング英語を経験している人にとってはそうでもないかも。(最初はびっくりしますが)
というわけで、少しばかりクセのある教材なので、体験レビューを書く前に、この記事では教材を選ぶ際に知っておいたほうがいい特徴をざっくりとご紹介します。
スピードラーニング英語で聞き流しに慣れている人におすすめ
Amazonの口コミでは、「スピードラーニング英語の焼き直し」なんて評価をされていますが、それもそのはず、内容はスピードラーニング英語そのものです。
・第2巻 L’ANGLAIS POUR LES VOYAGEURS ENGLISH FOR TRAVELERS (旅行の英会話)
・第3巻 CONVERSATIONS AU BUREAU CONVERSATIONS AT THE OFFICE (オフィスでの英会話)
・第4巻 DES CULTURES DIFFÉRENTES DIFFERENT CULTURES (文化の違い)
なので、伊藤さんのお隣にミラーさんが引っ越してくるし、コンピューターがシステムダウンしてしまったために、部長さんはEメールを送ることができずに、秘書さんから「プリントアウトしてFAXで送っては?」なんてことを言われちゃいます。
現在は第3巻も「日本へようこそ」にリニューアルしているので、少し古いスピードラーニング英語の内容ですね。
なので、スピードラーニング英語のように、「文化と語学を一緒に学びたい!」という人にはおすすめできません。オリジナルストーリーでフランス文化も学ぶなら、トライリンガルシリーズではなくて「スピードラーニング フランス語」がおすすめです。
この辺を間違えてしまうと、がっかりしてしまうかも。購入の仕方も4巻一括になるので要注意です。
でも、「ストーリーを一からイメージし直すのって面倒だよね」という人には、すでに知っているストーリーなので、すぐに話に入ることができますよ。
つまり、聞き流しの最初の段階を、スピードラーニング英語から別言語にスライドさせて、手軽に取り組むことができるようになっている教材なんですね。
入っているCDは「フランス語 – 英語 – 日本語」のみです
現在のスピードラーニング英語だと、第1巻に入っているのは、「英語 – 日本語」CDと「英語オンリー」CDの2種類があります。
トライリンガルシリーズには、その言語に対応する「オンリーCD」がありません。トライリンガル・フランス語の場合、「フランス語 – 英語 – 日本語」のCD1枚だけなのです。
さらに聞き流しを進めるなら、自分で編集するしかないのかなという感じ。管理人は「3言語の聞き流しも慣れてきたかな」というところなので、まだ、そこまでしていませんが(汗)
というわけで、トライリンガルシリーズに取り組むなら、「4巻一括で購入する」ということと、「フランス語オンリーCDがない」という点を踏まえて検討する必要があります。
どうしてトライリンガルのフランス語を選んだのか?
トライリンガルシリーズには2017年4月現在、今回選んだフランス語以外にもいくつか種類があります。
- スペイン語・英語・日本語
- イタリア語・英語・日本語
- ドイツ語・英語・日本語
- フランス語・英語・日本語
このブログでもしょっちゅう「英語がそんなに得意じゃない」と書いてますが、フランス語になると実生活ではまるでご縁がありません。もちろん、「第二外国語で勉強した」なんてことも皆無です。
でも、せっかく聞き流しをするなら、「聞いていて気持ちいいものを選ぼう」と思ったのでした。
NHKの語学講座を丹念に見ていってもよかったんですけど、ちょっとその暇がなかったので、NHK WORLD RADIO JAPANのアプリをタブレットにダウンロードして言葉の雰囲気を聞いてみました。
ちなみに、NHK WORLD RADIO JAPANでは以下の言語が聞けますよ。
- 英語
- フランス語
- スペイン語
- 中国語
ドイツ語とイタリア語がありませんが(汗)
以前、NHKの語学講座で見かけた時のイメージでは、ドイツ語ってなんか角ばってますよね。イタリア語はジローラモさんが気に入ってけっこう見ていたのですが、流れがあるところは似ているけれど、「聞いていて心地いい」というのとはちょっと違う。
というわけで、「フランス語が聞いていていちばん心地いいなー」と思ったのでした。
「ハダジュバ~ン ナガジュバ~ン カタマデザボ~ン」みたいな、原田伸郎さんのギャグみたいな音のつながりがいいですよね←おい
こんな軽いノリで選んだのですが、意外にフランス語の単語を耳で知っていたのが親近感を感じる原因だったようです。
聞き流しをしていて、こんなことに気が付きました。
小さいころ、テレビで聞いて耳に慣れていた
ミラー夫人や伊藤夫人が「カマタリブー」とか「サルー」って言うので思い出したのですが… ほら~、なんかおしゃれな感じで、「コマンタレブー」って言う女の人がいたじゃないですか。
誰だっけ、うーん、うーん。
イメージは頭に浮かんでいるのに、名前も何も覚えていないので検索のしようもなく、モヤモヤしながら放置していのですが、たまたまNHKラジオでご本人が講演会か何かで登場して解決しました。
管理人が子どもの頃、フランソワーズ・モレシャンさんをテレビでよく見かけたんですよ!
確か管理人は小学生くらいの頃だったと思うのですが、そのときに耳にした「サルー」とか「コマンタレブー」という音を今でも覚えていたんですね。何十年も前のことのはずなのに、我ながらよく覚えていたものです。意味もわからずに(笑)
フランス語の知識はまるでないけれど、「ちょっと時間をかけて聞き流ししてみようかしら」と思った出来事でした。
実は(翻訳された)フランス文学に触れていた
フランス語の聞き流しをしていて思い出したことがもう一つあります。
社会人になって間もないころ、図書館で本を読みあさる時期があったんですけど、中でも「アンジェリク/はだしの女侯爵」のシリーズを気に入って読んでいたんですね。
日本語訳はハリー・ポッターよりさらに読みにくいものですが(汗)内容がおもしろかったので一気に読んでしまったのです。
こういうこともあって、語学の勉強としてはご縁のない言葉だけど、フランスそのものは意外と身近にあるのかなという印象を持ったのでした。
記憶の底にあるものは、意外と身近に感じながら学ぶことができるのかもしれませんね。
時々、聞き流しをしながら感じたこと
どちらかというと、スピードラーニング英語をメインに聞き流ししているんですが、時々トライリンガルを聞いていて、こんなことがありました。
「フランス語はわからないけれど、音を聞いてそれがフランス語だとわかる」
ちょっと不思議な感じですが、NHK WORLD TVをつけて、いつもの英語とは違う言葉が流れてきたことがあったんです。
これまでだと多分、「英語とも日本語ともちょっと違うよね」と感じる程度だったと思うんですけど、「あ、この言葉、フランス語じゃないかな」とすぐに感じたのでした。
番組の内容はピケティさんの講義で、経済学について学生を相手にフランス語でしゃべっているというものでした。
「21世紀の資本」という分厚い本がベストセラーになっていることはニュースで知っていたんですけど、ピケティさんってフランス人だったんですね。ちょっとびっくり。しかもけっこう若い方なんですね。さらにびっくり(汗)
言葉って音に慣れてくると、わけがわからないままでも受け取り方がずいぶん違ってくるみたいです。
まとめ
こんなふうに3つの言葉を聞き流していると、最初に感じることはやはり「英語の部分がかなりわかるようになっている」ということです。
今はフランス語の部分がさっぱりわからない状態ですが、考えてみると英語も元々こんな感じだったわけで(汗)
ゆっくりでも聞き流しを続けていると、英語と同じくらいフランス語を感じることができるようになるのかなと思います。
最初のうちは、「トライリンガルには、フランス語オンリーのCDってないのかー」とちょっとがっかりしていたんですけど、知っている言葉で「橋渡し」して理解するという点では、3つ一度に聞き流すほうがいいのかなと思ったり。ちょっと試行錯誤して聞き続けてみようと思います。
今、パソコンのCDドライブが壊れているうえに、CDプレーヤーがなくて、sumi父の機械を時々借りながら聞き流ししている状態なので、なんとかして聞く環境をつくらねばです。
アプリに慣れてくると、CDプレーヤーってほんと使わなくなってきますよね(汗)