日本では昔から基本的な学力として、「読み」、「書き」、「算盤」が重視されてきました。
さすがに「算盤」をそのまま当てはめるわけにはいきませんが、その考え方は意外と現在でも利用できるみたいですよ。
国語だけでなく、英語を勉強する際にも当てはまりそうなので、ポイントを簡単にまとめてみました。
江戸時代の庶民の基礎学力は「読み書き算盤」
「読み」はもちろん本を読むこと。
「書き」は文章を書くこと。
そして、「算盤」は計算です。
文字や本を正確に読み取ることができれば、過去の知識や他の人の意見に効率よく触れることができるようになります。
書くことができれば、自分の伝えたいことを正確に表すことができるし、文章にすることでより多くの人に伝えることができるようになります。
また、自分の考えを整理し、考えることそのものを鍛えることもできますよね。
算盤に代表されるような計算ができるようになれば、物事の流れを数字で把握することができるので、利益と損失を押さえつつ、物事の判断にきちんとした方向性を出すことができるようになります。
読み書きに必要な力とは?
この3つの技能を身に付ければ、いろんな応用がきくので、社会に出ても大抵のことに困らないというわけです。
でも、いきなり「読み書き」ができるわけじゃありませんよね。それなりの基本的な技能が必要になります。
例えば「書く」ために以下の能力が必要になります。
・自分の想いや考えを相手にわかるように表現できる
つまり、「言葉」を知らなくてはできません。
また、「読む」ためには以下の能力が必要になります。
・筆者や書かれていることに対する情報を正しく読み取ることができる
つまり、こちらも「言葉」を知らなくてはできないわけですね。
こうした言葉の基礎的な力は、日本語の場合、私たちは何の苦労もなく習得することができますが、第二言語で考えると途端に難しくなってしまいます。
なぜかというと、読み方を知らないと、読むことができないからです。
いい加減な読み方をしてしまっては、相手の言ってることと違う言葉になってしまうので、聞くこともできないし、話しても通じない言葉になってしまいます。
当たり前のことですが、英語ではなぜか平気でやってしまうわけですね(汗)
こうした問題を解決する近道は、やはり「聞く」ことに力を入れていくことが大切と言えそうです。
英語の場合は、「読み書きリスニング」ですね(笑)