先日、スピードラーニングの価格がどれくらいするものなのか、缶コーヒーと比べてみたのですが、やっぱり語学教材と比べてみないとピンとこないよねということで、他の語学教材と比べてみることにしました。
今回の対象は、それほどお金をかけずに受講できる教材として定評のある、NHKのラジオ英語講座です。
というのも、よそで「基礎英語なら1000円しない」と書かれていたんですね。
あれ? でもそれ、ちょっと変じゃありません?
※試算している価格は、2011年6月の数字です
1000円かからないのは、基礎英語1の2カ月分
というのも、ネットで見かけたその意見だと、1000円というのは2カ月分くらいのテキスト代でしかないわけですよ。
最近はCD付きのものが登場してるようですけど、これだと1,000円超えてしまうので、1カ月分も買えません(汗)
それにNHKの語学講座って、レベルとしては中学1年生修了程度の英語力を身につけることを目標としていますが、1年間かけてやるものだったはず。
全部足したら、1000円以上になってしまいます。細かいかもしれませんが、ここはきちんと計算してみましょう(笑)
NHK 基礎英語1のお値段はいくらくらい?
4月からスタートして、次の年の3月までの12カ月を毎月1冊ずつ購入したとすると、こんな感じになります。
NHKラジオ 基礎英語1CD付き 月間(14日発売) … 1,600円ほど/月、19,000円ほど/年
意外とかかるものなんですね(汗)
スピードラーニングの場合は…。
2回目以降毎月1巻ずつお届け … 4,500円ほど
なので、ざっくり比べるとこんな感じになります。
基礎英語1CD付き(1年分)19,000円ほど = スピードラーニング初回セット1本分 +α
一区切りとなる12カ月分を買おうと思った場合、4,000円ちょっとかかるので、スピードラーニングまるまる1巻分くらいかかることになるわけですね。
CD付きの場合は2万円近くかかるので、あと240円足したらスピードラーニング初回セット2本分になります。
こうしてみると、けっこうかかるものなんですね(汗)
スピードラーニング1セットとラジオ放送1年分を比べるのは少々乱暴ではありますが、スピードラーニングのサイトでは「1年間の品質保証」と書かれていたみたいだから、そんなに乱暴でもないか。
ともあれ、ラジオ放送の場合で実際に取り組むことを考えると、決まった時間に聞かなければいけないので、これに+αの負担がかかるわけですね。
では基礎英語もCD付きのものにすれば負担が軽くなるのかというと、これがそうでもないようで…。
基礎英語のCDは、放送される番組すべてが収録されているわけではない
CDの容量を見れば一目瞭然なわけですが(汗)
基礎英語の1回の放送は大体15分くらいあります。放送は月~金の放送なので、テキスト1冊分の放送時間はこんな感じになります。
1カ月分は … 75分×4回=300分
CDは1枚74分ほどが収録できるので、1カ月分の放送を丸々収録するにはCDが4枚くらい必要になってくるんですね。
ということは、どうもこれ、CDに収録されているのは、実際の放送の半分くらいの短縮版ということになりそうです。
ラジオ講座の大変なところは、決められた放送時間に合わせて放送を聞き続けることなんですが、CDはその補助的な立ち場でしかカバーしてくれないというわけですね。
スピードラーニングはいつでも聞き流しできるわけだから、それに比べると自由度ではやっぱり違うのかなぁ。
どちらにしても、完結した形ではない5,000円弱と20,000円弱。
これを高いと見るか、安いと見るかはその人しだいということでしょうか…。
当ブログでは、缶コーヒーをはじめ身近なものと比較した記事もあります。
実際にかかる費用に関しては、体験をもとにまとめた記事があるのでこちらを参考にしてみてくださいね。
【追記】
2012年から、NHKの語学講座のホームページ「ゴガクル」で、ラジオストリーミングが始まっています。もちろん基礎英語1もありますよ。Web上の音声プレーヤー(要ログイン)で1週間遅れの放送を聞くことができます。
でも、1週間ごとにどんどん流れていってしまうので、こちらも放送の代わりというわけにはいかないようです…。
【追記】
2016年4月からスタートの基礎英語1は、テキストは500円弱/月、CD付きで1700円ほど/月になりました。
この記事を書いたころから100円くらいの値上がりとなっているのですが、100円ってけっこう大きいですね(汗)