念のため、スピードラーニングの公式サイトを細かく見てみましたが、どこにも「上級者向け」とは書かれていませんでした。
というより、課題などは設定されておらず、レベルアップしていく設定もありません。
では、どうしてスピードラーニングは「上級者向け」と評価されるんでしょう?
調べてみると、「解説や説明が1つもない」ので、初心者は理解することができないというのがその理由。理解できないものや気になることは自分で調べる必要があるので、それは上級者でなければできないというわけですね。
※2019年のリニューアルで、ラジオ講座のような「解説ガイド」がつくようになりました。英語が苦手な人も取り組みやすくなっています
でも、実際にやってみると、これは間違った意見だということがわかります。
なぜなら、スピードラーニングは、「英語 – 日本語」の順番で収録されているので、聞き流すだけで理解できるようになっているからです。
例えば第2巻では空港が舞台ですが、警戒が厳重になった911テロ以降が描かれているみたいで、伊藤さんが指紋を記録する装置に人さし指を置く場面が描かれています。
入国審査のことを知らない管理人は、「Right」「Left」と言われるたびに、伊藤さんが右を向いたり左を向いたりしているのかと思ってましたが(汗)
左右の人差し指を機械の上に置く場面が登場します。
でも、会話の途中に状況を説明するナレーションも入るので、細かいことはわからなくても「空港で入国審査をしている」ことは理解できますよ。内容がまったくわからないなんてことはないので、聞き流しは問題なく続けることができます。
上記の場合、係官が「左、右」と言っているのは何だろう? と、興味を持ったときに調べればいいわけです。ちなみに、この「興味を持つ」こともスピードラーニングでは大切にしているみたいですよ。
もちろん、アメリカの文化や習慣の話になると、ちょっと調べただけではわからないケースが出てくるかもしれませんが、スピードラーニングには最終兵器があります。
「サポートの窓口」です(笑)
教材や聞き流し方でわからないことがあれば、電話で質問することができるのです。このサービスは、無料で受けることができます。
この他、スピードラーニングα(ベーシックプラン)には、無料の電話会話プログラムも用意されているところがうれしいポイントです。
こうしたことから、「すでに知識がある上級者に適している」という意見は、実際とは違うということがわかります。
かえってアメリカのことをよく知らない初心者こそ、興味深く聞くことができる英会話教材だと思います。