スピードラーニングを始めて数カ月の人を対象に開かれる初心者向けセミナー「ビギナーズ・ワークショップ」では、スピードラーニングを使って「聞こえた英語を真似する」練習方法が紹介されます。
管理人は日々の聞き流しをしつつ、今これにチャレンジしてるんですが、なかなか難しくて…。
練習しているというより、やり方がいまいちピンとこなくて悪戦苦闘しているんですが(汗)
そもそも自分が何をやっているのか知らないといけないんじゃない? ってことで、今ごろですが改めてシャドーイングのことについて調べてみることにしました。
そもそも、何をやってるの?
「英語を真似する」方法は、「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」(川本佐奈恵)がとても参考になったのですが、書き出しただけでも、その方法にはずいぶん沢山の種類があります。
スピードラーニングの「ビギナーズ・ワークショップ」で紹介されていたのは、スピードラーニングの英語を聞きながらすぐに真似していたので、「シャドーイング」が当てはまるようですね。
そして、シャドーイングは、英語のリズムとイントネーションを身に付けるために最適とされている練習方法と言われています。
「発音」や「聴解力」などいろんな学習効果が得られるということで、言語学の立場からも注目を集めているみたいですよ。
ただ困ったことに、シャドーイングにはきちんとした定義がないみたいなのです(汗)
そもそも、シャドーイングって何?
神戸市外国語大学の玉井健教授によると、シャドーイングとは「聞こえてくるスピーチに対してほぼ同時に、あるいは一定の間をおいてそのスピーチと同じ発話を口頭で再生する行為」を指します。
「少し遅れて真似する」か、「同時に真似する」かで細かく分けられることもありますが、玉井氏の場合、「遅延時間については、さまざまなレベルの遅延があっていい」というスタンスです。
というのも、シャドーイングはもともと同時通訳の訓練の一つで、「聞こえた音声をできるだけ正確に再現する」ことが重要だったので、どれくらい時間差をつけるのかといったことは、それまであまり問題になっていなかったみたいです。
聞こえてくるスピーチに対して真似する方法には、相手が文単位で言い終わってから真似する「リピーティング」がありますが、シャドーイングは「聞きながら話す」という点が大きく違います。
やり方は大きく違うのですが、メリットはこんな感じで似てるんですよね。じゃあ、リピーティングでもいいんじゃないの?←おい
・聞こえてくるスピーチに対して、同時的かつ正確な復唱技術を向上させることができる
・復唱技術の向上により、より正確なスピーチの認知が可能になる
・聞こえてくるスピーチの保持に適している
・復唱技術の向上にも貢献している
でも、リスニングテストのレベルで見たシャドーイングの効果に関する玉井教授の調査では、中位~下位群に対して積極的な効果が見られるのに対し、上位群については効果が見られなかったという研究結果もあるみたいです(玉井, 1992)
つまり、管理人みたいな人ほど、リピーティングよりは頑張ってシャドーイングの練習をするほうがスピーチ力を身に付けるためにはおすすめという感じになるのかな…。
でも、聞きながらしゃべるのって、なんか大変なんですよー(汗)
もうしばらく探求を続けます。
追記
この記事を書いたときは、「見よう見まねではやっぱりわからん!」ということで、ビギナーズワークショップで見たものとよく似ていた英語訓練法「シャドーイング」に当たりをつけて本を参考にしたのですが…(汗)
一般的な「シャドーイング」とスピードラーニングですすめている「英語の口慣らし」とはやっぱりちょっと違うものみたいです。
やっていて、「どうもおかしい」と思ったんですよね。やり込む前にサポートに確認してよかったです(汗)
せっかく「音」を重視して取り組むスピードラーニングをやっているなら、「英語の口慣らし」もやはり「音」を重視して取り組むのがいいみたいですよ。
英語の口慣らしに関しては、こちらの記事もおすすめです。