スピードラーニングのメソッドでは、聞き流しをある程度続けたら、英語の口慣らしの練習も加えていくことが勧められます。
これ、聞こえた英語の後に続いて真似するので、一般的に言われるシャドーイングとよく似ているんですけど、やってみて「どうもなんか違うなー」と思って確認してみたところ、やはり違うものらしいですよ!
うっかりシャドーイングとスピードラーニングの口慣らしの両方をやってみる状態になったので、その違いをまとめてみました。
シャドーイングはテキストを見て行う
シャドーイングは自然なイントネーションや英語のリズムを身に付けることができる練習方法で、もともとは通訳を目指す人を対象にした基本的な訓練方法なんですね。
一般的には、「テキストを見るやり方」と「テキストを見ないやり方」の2種類があるようですが、「2014年度版 NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」(川本佐奈恵)で紹介されている方法を見ると、どちらのやり方も結局シャドーイングの練習では「テキストを見る」みたいです。
これは、「音とつづりの対応関係を認識させる」という目的があるもよう。さらに「音と意味を関連させる」という目的もあるみたいです。
この方法は、「聞く耳」を持つ以前に語彙をあらかじめ確認することになるので、聞き取りをする際の補助手段にもなり、語彙を増やすというメリットもあるようです。
でも、スピードラーニングの場合、「音」を「音」として慣れるために、最初からテキストを見ないし辞書も引かないことが基本なんですよね。
その流れで、英語を話す練習として、毎日「口慣らし」をすることが勧められているわけです。
第5巻に入っていたCD「第2回目の100日間のチャレンジ 話す基本 英語を話すための口慣らし」でも、最初は「聞こえた音だけを口に出す」よう勧められています。
つまり、スピードラーニングの英語の口慣らしはテキストを見ないんですよ。
この点だけ見ても、一般的なシャドーイングとかなり違うようです。
テキストを見ながらする方法は、意外と煩わしくて毎日は負担(汗)
で、最初は、「2014年度版 NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」を参考にしつつフレーズを50回くらい言ってみようとチャレンジしてみました。(「本には、50回もやったら覚える」とか書いてあった)
シャドーイングしながら数を数えるのって難しいので、お菓子を10個用意して、左右に動かしながら数を数えることにしてみました。写真は、42回目を数えたところです。
でも、この方法は面倒くさすぎて2~3回で中止(汗)
大体、おやつに食べちゃうと、お菓子の数が足りなくて数えられなくなっちゃいますもんね。←おい
続いてテキストを見ながらやってみたんですが、これはかなり難しいです。
「英語 – 日本語」CDは、英語の後に日本語が続くので、文の塊も比較的短くなっていて聞き取りやすいのですが、テキストの文字を目で追いながら聞くと、ものすごく速く聞こえるんです。たぶん、目で文字を追うスピードが追いついていないのが原因だと思われます。
そうすると、もうまるで音についていけないんですね。シャドーイングどころじゃなかったりします(汗)
それに一番の問題は、テキストを持たなくてはいけない煩わしさにありました。
管理人の場合、聞き流しする際は、スピードラーニングのアプリの入ったタブレットを台に置いて、内蔵スピーカーで鳴らしながらやっています。
できれば口慣らしも、タブレットはどこかに置いて、聞き流しするみたいにやりたいわけです。
でも、テキストを見る場合、アプリのスクリプト画面を出して、それを見なければいけません。タブレットを手に持たなくちゃいけないんですね。
タブレットはどこかに置いたとしても、その場合はスクリプト本を手に持たなくてはいけないわけです。
邪魔くさいんですよ、これが(汗)
「人間の行動を習慣化するにはどれくらいかかる?」で書いたように、継続するならなるべく手間をかけたりせず、日常に沿ったやり方にするほうが続くわけなので、できればテキストは手に持ちたくありません。
CD「第2回目の100日間のチャレンジ 話す基本 英語を話すための口慣らし」でも、「聞こえた音だけを口に出す」ことから始めるのがおすすめって言ってるんですよね。
これはやはり、テキストを見ないことが前提になってるんじゃありませんか?(確認してみたところ、テキストは見ないし、やはり違うものなんだそうです)
それに調べてみたところ、シャドーイングには「これ」という定義は決まってないみたいなのです。
シャドーイングのやり方って意外とアバウト
言語学の先生がシャドーイングのことを説明している文章を見ても、シャドーイングって実はいまいちわからなかったりします。
聞こえてくるスピーチに対してほぼ同時に、あるいは一定の間をおいてそのスピーチと同じ発話を口頭で再生する行為、またはリスニング訓練法(玉井, 2005)
A paced auditory tracking task which involves the immediate vocalization of auditorily presented stimuli, i.e. word for word repetition in the same language, parrot-style, of a message presented through headphones.(Lambert, 1988)
Lambertさんの説明は長いけど、「ヘッドホンから聞こえる言葉を同時にオウムのように繰り返す」と言ってるのかな。
どんな感じでついていくのか一つを取っても、「ほぼ同時」とか「一定の間をおいて」とかいろいろあるんですね。
もともと通訳を目指すような一定の力量を持った人たちが行う練習法なので、この辺はあまり細かなルールはないみたいです。
しかも玉井先生の解釈では、遅らせるタイミングも練習する人のレベルで「変わってもいい」ということになるみたいですよ。
というわけで、紆余曲折しましたが(汗)スピードラーニングのメソッドに戻って、こんなふうに取り組むことにしました。
これ大事。「英語オンリー」バージョンは速いし長いしついていけない(汗)
・やりやすい巻を選ぶ
なぜかわかりませんが、やりやすい巻とやりにくい巻がありました。スピードラーニングは「極端に優しかったり難しかったりしないから、どこからでも始められる」というはずなのに。
とりあえず、「この巻ならできそう」と思った第6巻に集中。
・テキストは持たない
大抵なんか他のことをやりながらやってるので、持てませんし。そんな暇ないですし。
・ついてけないところは最初はリピーティング(最後まで聞いてから真似する)で
だって、ついていけないんですもん(開き直り)。リピーティングで言えるようになってきたら、間合いを詰めていきます(笑)目標はビギナーズ・ワークショップで見たMJさんみたいな感じ。
・真似しきれない部分があるのは仕方ない
CDでも、最初は「聞こえた音だけを口に出す」のがいいと言っていたので、聞こえたとこを口に出すようにしてみました。なるたけ、ノリとか強弱を重視。
・慣れてきたら、わかってなかった所を埋めていく
多少できなくても、管理人の場合は口慣らし中も音声は止めないので(タブレットは離れた所に置いてるので、いちいち止めるのが面倒臭い・笑)、できなければできないでそのまま次へいっちゃうんですが、次やるときはなるべく埋めていくように音に集中!
と、こんな感じで取り組んでいくことにしました。
とりあえず、1カ月目はどんな感じかはこちらの記事にまとめてみました。