選ぶ際にはチェックしておきたい、スピードラーニング8つの特長

スピードラーニング 第1巻

スピードラーニングには聞き流し英語特有の特徴があります。

スピードラーニングは、CDを聞き流して英語を習得しようという、ちょっと変わった英語教材です。

でもこれ、実は特別に変わった方法ではありません。昔から英語の力をアップするために、英語音声で映画やテレビを流しっぱなしにするというやり方があるのです。

昔から利用されていた方法に、初心者でも理解しやすいように「英語→日本語」の順に収録されて、コンパクトにCDに納められたのがスピードラーニングです。

スピードラーニングに最初に注目したのは、留学中の人たち!?

グローバルのイメージ2016年1月の日本流通産業新聞に掲載された開発者のインタビュー記事によると、スピードラーニングの始まりは、米国在住の日本人向けのものだったそうです。

なんでも、帰国の前に英会話ができるようにするために利用されていたみたいですよ(笑)

留学をしただけでは、決して会話がペラペラになるわけではないというのは今でもよく見かける話ですが、「やばい、もう帰国しないといけないのに、英語が聞き取れないし、しゃべれない!」という人たちを対象に、スピードラーニングは実践的な英語教材として利用されていたようです。

時々、「スピードラーニングは英語ができる人がやるもの」なんて話があるのは、もしかするとこんな歴史があるからなのかもしれませんね。

もちろん、英語がいまいちの人だって、問題なくスピードラーニングに取り組んでいるのでご安心を。管理人もその一人です。

スピードラーニング8つの特徴

少し古いデータですが、「日経プラスワン」で紹介された「長続きする社会人の英語学習法」でも、実際に英語を実践している人や、長年英語を勉強いている人が、英語勉強法の1番に挙げたのは「英語の映画やテレビドラマを見る」ことでした。

でもこれ、一見、簡単そうですが、ある程度のレベルに達していないと難しい方法なんですよ。

単語をある程度知っていて、文法の基礎があり、聞き取りの能力も必要だからです。

聞き流しをする教材の条件として、「内容を把握できることが必要」というのも、とっつきにくい原因の一つです。

初心者の聞き流しにニュース番組がすすめられないのも、内容も単語も表現も初めて出会う要素が大きくて把握することが難しいから

この点、英語に自信がない人や、初心者でも取り組みやすいように工夫されているのがスピードラーニングです。

教材としては、大きく分けて8つの特長があります。

まずは1日5分から聞き流し

時計のイメージCMでもよく聞くフレーズですが、スピードラーニングは「無理なく聞き流す」スタイルなので、まずは1日5分から始めようというわけです。

慣れたら5分の聞き流しを1日に何度も繰り返し、「もうちょっと聞きたいな」という気持ちに合わせて、好きなだけ聞き流しをしていきます。聞き流す長さには特に制限はないようです。

スタイルを選ばないので、通勤途中に携帯プレーヤーや、車内のオーディオスピーカーで聞くことができます。

CD、iPhone、iPod、携帯電話に音声データとして取り込んでおけば、外出先でも気軽に聞き流しすることができますよ。洗い物などの家事をしながら聞き流しする人もいるようです。

このように、わざわざ聞き流しのために取り組む時間を確保する必要がないので、ライフスタイルに合わせて始めることができるところが大きな魅力です。

CDを聞き流すことに集中できる

「ポン」(お知らせ音)→英語→日本語

CDは、こんな感じでフレーズが流れてきます。

1センテンス4秒程度の対話形式でストーリーが進むので、テキストを見なくても聞いているだけで英語のストーリーを理解することができますよ。

「音」だけで取り組めるので、適当な再生機器があれば、場所を選ばずに聞き流しできるところが魅力です。

この方法は、勉強の時間を改めて確保する必要がないので、忙しい人にぴったりの学習スタイルなんですよ。

スクリプトブックも付いているので、気になる人は聞き流しをした後で英文を確認することができます。

英語→日本語で聞くうちに、英語を英語で理解する回路ができてくる

サルのイメージ聞き流しで難しいのは、ストーリーをイメージすることです。

映画やテレビを流しっぱなしにしている場合、「知っているストーリー」を選ぶのが教材選びのコツとなります。

でも、スピードラーニングは、「英語→日本語」の順で流れるので、初心者で初めて出会うストーリーであっても、内容を把握しやすいのが特長です。

単語一つ一つでつまずくことなく聞き流しができるので、ひと固まりの言葉として英語を理解することができるようになります。

英語を英語で理解するための基本的な力をつけることができますよ。

リラックスして聞き流せる

聞き流しの効果を上げるには、リラックスした状態であることが大切。スピードラーニングではBGMにクラッシック音楽が採用されています。

人間の心拍数に近い緩やかな旋律が厳選されているので、初めて英語の聞き流しに挑戦する人でも取り組みやすいのが特長です。

英語の聞き流しに禁物の、派手な効果音や大きな抑揚の付いたナレーションは入っていないので、リラックスして何度も聞き流すのにぴったりな構成になっています。

リスニングの上達を確認できる英語onlyのCD付き

スピードラーニングには、「英語 – 日本語」CDと、「英語オンリー」CDが1枚ずつ入っています。

「英語 – 日本語」CDで、ある程度全体の流れをつかんで情景が頭に浮かぶようになったら、次は「英語オンリー」CDにチャレンジ。リスニングの上達を自覚することで、英語に対するやる気もアップします。

「英語オンリー」CDには「ポン」という音はなく、アメリカ人の普段のナチュラルスピードの会話で収録されているんですよ。

これを聞き流すことで、英語を聞いて話す感覚を養うことを目指します。

慣れてくると、この英語オンリーCDを聞くほうが多いという人もいるみたいです。

この聞き方も特にこだわる必要はないみたいで、英語オンリーCDを聞く途中で、たまに英語-日本語CDに戻ったりする人もいるようです。

きれいな英語で取り組むことができる

旅行のイメージスピードラーニングは、発音のきれいなナレーションにスタンダードなアメリカ英語の会話が基本となっています。

いまや英語は「事実上の国際語」と言われて、非ネイティブの人もいろんな英語を話していますよね。

それなら身に付ける英語はどんなものでもよさそうな気がしますが、ネイティブ同士でもオーストラリアの訛りが入ったりすると通じにくいことがあるようです。

私たちのように英語が母国語ではない非ネイティブの場合、マイナーな英語を基本にしていると、通じにくいことが多くなるみたいですよ。

ビジネスの場面では、母国語が英語ではない人同士でコミュニケーションをとることも多いので、効率からいっても、英語発祥地のイギリス英語か、標準的なアメリカ英語を選択するのがおすすめと言えるようです。

英語をキャッチするための工夫がある

スピードラーニングには、「英語→日本語」の前に「ポン」というお知らせ音が入っています。

「英語→日本語」という流れで聞いていると、どうしても日本語に意識が向いてしまうのですが、お知らせ音が入ることでこれを防ぐことができます。英語を先にキャッチするための細やかな工夫なんですね。

また、英語の場合、否定・肯定といった文脈で重要な意味を持った表現は、文の先頭に出てくることが多いです。

日本語の場合、文末にくることが多いので、「聞く」動作でも意識の向け方が微妙に違うんですね。

「ポン」という音はさりげない音ですが、英語独特の構成に意識を向けてくれる効果もあります。

もちろんこうした「ポン」という音は「英語→日本語」CDでの工夫で、「英語オンリー」CDには入っていませんよ。

豊富な話題と実用的な表現が満載

ストーリーは制作者が実際にアメリカへ移住し、体験したことを基に構成されています。場面設定も臨場感にあふれているので、海外ですぐに使える実用的な表現に触れることができます。

また、住んでみなければわからない、アメリカと日本の生活様式の違いや、ものの考え方、行事の由来、教育や政治、歴史など、多彩な話題が盛り込まれています。

こうした話題は、異文化コミュニケーションの基本となる「相手を知り、己を知る」ことを学ぶきっかけにもなります。

文化を学ぶことは語学学習のモチベーションにもつながるのでおすすめですよ。

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